留萌川
留萌川
留萌川は、その源を北海道留萌市の境にある天塩山地の南端に発し、タルマップ川、チバベリ川などの支川を合わせ西北に流れ、留萌市街部において日本海に注いでいます。
留萌は、江戸時代にアイヌの人々との交易の場として栄えました。明治以降は北部日本海漁業の基地として発展し、留萌川を利用した港は産業の発展を支えました。その後、鉄道開通による物資輸送が盛んとなり、留萌港の機能拡充のため、下流市街部を大蛇行して流れていた留萌川を新水路に切り替えられました。この旧川が埋め立てられ、商用地や宅地として供給されたことで、留萌市発展の骨格が形成されました。
上中流部は、森林に囲まれた山間の農地の間を蛇行しながら流れ、地域の自然環境の基盤、生物の貴重な生息空間となっています。さらに、河川を横断する構造物がなく、水際まで植生が繁茂する自然のままの景観が多く見られます。
留萌市は小樽と稚内を結ぶ観光ルート「日本海オロロンライン」の中心部に位置します。また、河口近くには、かつてニシンの群れが夕陽を浴びて黄金色に輝きながら押し寄せたという黄金岬があり、全国生産高の約5割を占めるカズノコの生産をはじめとする水産加工などが盛んです。
留萌は、江戸時代にアイヌの人々との交易の場として栄えました。明治以降は北部日本海漁業の基地として発展し、留萌川を利用した港は産業の発展を支えました。その後、鉄道開通による物資輸送が盛んとなり、留萌港の機能拡充のため、下流市街部を大蛇行して流れていた留萌川を新水路に切り替えられました。この旧川が埋め立てられ、商用地や宅地として供給されたことで、留萌市発展の骨格が形成されました。
上中流部は、森林に囲まれた山間の農地の間を蛇行しながら流れ、地域の自然環境の基盤、生物の貴重な生息空間となっています。さらに、河川を横断する構造物がなく、水際まで植生が繁茂する自然のままの景観が多く見られます。
留萌市は小樽と稚内を結ぶ観光ルート「日本海オロロンライン」の中心部に位置します。また、河口近くには、かつてニシンの群れが夕陽を浴びて黄金色に輝きながら押し寄せたという黄金岬があり、全国生産高の約5割を占めるカズノコの生産をはじめとする水産加工などが盛んです。
名前の由来
山田秀三著「北海道の地名」から引用
旧名をルルモッペといい、ルルは汐、モは静か、ッは入る、ペは水の事を意味する。潮が上流奥深くまで遡上するため水流が遅く「潮が静かである(いつも…ある)・もの(川)」を意味する。
源流
天塩山地の南端、ポロシリ山(標高730m)
流域面積
約270平方キロメートル
本流の長さ
約44キロメートル
流域内市町村名
<1市>
留萌:留萌市
留萌:留萌市
流域内市町村人口
約2万4千人(平成22年国勢調査)