令和7年11月27日局長記者会見
ページ内目次
記者会見内容
令和7年11月27日局長記者会見の内容
1 今冬の大雪・暴風雪に関する取組(カーナビへの大雪時の情報発信ほか)
2 事業整備の効果について
・道東自動車道開通後の利用状況とその効果
・港湾整備によるクルーズ船寄港回数の増加とその効果
3 丘珠空港の機能強化に向けた取組 ~パブリック・インボルブメント(PI)の実施~
4 ダブル連結トラックの道内初走行について
5 イベント紹介
・建設業の魅力発信!動画コンテスト
・ウポポイ開業5周年 特別イベント
1 今冬の大雪・暴風雪に関する取組(カーナビへの大雪時の情報発信ほか)
2 事業整備の効果について
・道東自動車道開通後の利用状況とその効果
・港湾整備によるクルーズ船寄港回数の増加とその効果
3 丘珠空港の機能強化に向けた取組 ~パブリック・インボルブメント(PI)の実施~
4 ダブル連結トラックの道内初走行について
5 イベント紹介
・建設業の魅力発信!動画コンテスト
・ウポポイ開業5周年 特別イベント
会見日時・場所
令和7年11月27日(木曜日) 11時00分~11時52分
札幌第1合同庁舎15階 特別会議室
札幌第1合同庁舎15階 特別会議室
配布資料
説明動画
1. i-Snowの取組
2.冬の安全安心ルール
2.冬の安全安心ルール
冒頭:挨拶
本日、お話しさせていただきたいことは大きく5点です。
1点目は、これから本格的な冬を迎えることと、昨冬は十勝地方でも大雪となったように雪の降り方が少し変わってきていることもあることから、今冬の大雪・暴風雪に関する取組について説明します。具体的には、除雪の省人化に向けた取組や大雪時の注意喚起・情報提供に関する取組を紹介します。
2点目は、事業の整備効果について紹介します。昨年、道東自動車道阿寒IC-釧路西ICが開通し、約1年が経ちましたので、利用状況や整備効果について紹介します。また、港湾整備について、クルーズ船に対応した岸壁の整備を実施しているところですが、クルーズ船が寄港した場合の直接的な効果について調査しておりますので紹介します。
3点目は、丘珠空港の機能強化についてです。現在、パブリック・インボルブメントを進めており、意見を募集している旨改めて説明します。
4点目は、ダブル連結トラックについてです。これはトラック輸送の省人化の取組ですが、道内初走行が見込まれておりますので紹介します。
5点目は、イベントの紹介ということで、いくつか告知させていただきます。
1 今冬の大雪・暴風雪に関する取組
記憶に新しいかと思いますが、今年の2月3日から4日にかけて、十勝地方を中心とした大雪がありました。帯広市では、12時間降雪量としては、国内の観測史上1位となる120cmを記録する大雪となり、交通障害など日常生活に大きな影響が生じました。
このように雪の降り方は従来から変わってきているということを踏まえ、今冬の3つの取組のポイントについて紹介させていただきます。
1つ目は「除雪体制の確保」、2つ目は「大雪・暴風雪時の対応」、3つ目は「防災情報等の活用とお願い」です。
1つ目の「除雪体制の確保」です。北海道内における直轄国道の除雪延長区間は約6,900kmで、道内153箇所の除雪基地と1,077台の除雪機械により除雪体制を確保しています。
また、北海道開発局では、除雪現場の省力化に向けた取組「i-Snow」について、産学官民が連携して進めております。動画をご覧ください。
これまでドライバーと除雪機械を操作する助手の2名体制で実施していたところを、除雪機械の操作を自動化することで、ドライバー1名でも運転ができるよう省人化する取組を進めています。
「除雪装置自動制御付」ロータリ除雪車については、令和7年度は3台追加配備するとともに、北海道開発局としては初めて歩道除雪用の「除雪装置自動制御付」小型除雪車を配備し、国道337号石狩市花畔において除雪作業を開始します。
このような省人化の取組を通じ、将来的には担い手の確保にも繋がることを期待しています。
2つ目は「大雪・暴風雪時の対応」です。数年に一度の猛吹雪が予想される場合に、車両の大規模な立ち往生が発生し、通行止めが長期化することを防ぐため、「予防的通行規制区間」を設定しています。気象条件が悪くなる前の早い段階で躊躇なく通行止めを実施し、集中的な除雪をすることにより、気象条件の回復にあわせ早期の交通開放を行うことで、住民生活や社会経済活動への影響を最小化していきたいと考えています。道内の「予防的通行規制区間」は、勾配の急な峠26箇所を設定して備えているところです。
冒頭で申し上げましたが、本年2月3日からの降雪により十勝地方では大雪となり、住民生活に大きな影響を及ぼしました。この大雪の際、帯広市から早期のバス路線の確保に向けた市内の除排雪作業の支援要請を受け、国道の運搬排雪に合わせて、市道の雪を国道に押し出していただき連携した除排雪作業支援を実施しました。この取組を「スクラム除雪」と呼んでおります。また、除雪機械の派遣による除排雪支援も実施しました。今冬においても、市町村とのホットラインを構築・確保し、要請に応じた道路除排雪支援を実施してまいります。
次に3つ目「防災情報等の活用とお願い」です。
今冬からの情報提供と広報活動の新たな取組について2つ、紹介します。まずは、大雪時のカーナビへの情報等の発信についてです。数年に一度の暴風雪等の悪天候が予想される場合、緊急発表を行っていますが、この際にカーナビゲーションを活用し、不要不急の外出を控えていただくよう、運転中のドライバーへ広域的な注意喚起の情報発信をあわせて実施していきます。VICSセンターを経由した情報発信の仕組みを活用するもので、広域的な発信になります。例えば、札幌局でいえば、石狩、空知、後志及び胆振地方までの範囲になります。
次に、レバンガ北海道との連携協定による共創の取組です。これまでも新聞広告による広報活動は一冬に3回程度掲載してきましたが、これに加えて、新聞広告と同様の内容につき、レバンガ北海道さんと共創による呼びかけの動画を作成しまして、これをXの北海道開発局公式アカウント等で情報発信し、また、レバンガ北海道公式Xでのリポストにより情報発信力の強化を図り、多くの道路利用者への情報発信を行う取組を10月から開始しております。今後も、新たな新聞広告時期と合わせ、12月、1月と情報発信を行ってまいります。
資料9ページからは、道路利用者等へのお願いです。これから本格的な雪のシーズンとなります。円滑な除雪作業を実施するため、極力路上駐車はご遠慮いただきたいということ、それから、自宅内の雪を道路に出さないでいただきたいということについても、ご理解・ご協力を求めていきたいと思っております。
最後になりますが、暴風雪や大雪時は、吹き溜まり等による立ち往生の可能性がありますので、不要不急の外出は控えていただくとともに、やむを得ず外出される場合は、十分な備えを行っていただき、安全な走行が困難な場合は、無理をせず最寄りの道の駅などの駐車場で天候回復を待つなどの対応をお願いします。
2 事業整備の効果について
道東自動車道開通後の利用状況とその効果
道東自動車道開通後の利用状況とその効果についてです。
昨年度、令和6年度に開通した箇所を示しております。道内では高規格道路3区間を含む6区間が開通しました。北海道の高規格幹線道路の供用率は今年4月時点で67%となっており北海道を除く全国と比較すると低い状況ではありますが、昨年度、道東自動車道阿寒IC~釧路西ICが開通したことで、道央圏と釧路が初めて高規格道路で直結しました。
北海道における高規格幹線道路網整備の変遷を左上から順に並べています。道東道については、右上にあるとおり、平成7年に十勝清水IC~池田IC間が初めて整備されました。その後順次整備が進んでまいりまして、平成23年10月に夕張IC~占冠IC間が開通し、道央圏と十勝圏が高速道路で結ばれました。そして、令和6年12月に札幌~釧路間が高規格道路で直結しました。
札幌~釧路間が高規格道路で直結したことにより、道内では4つの都市圏が高規格道路で直結しました。
所要時間の変化ですが、札幌~釧路間については、一般道を利用すると13時間12分往復で要するところ、今回全面的に開通した高規格道路を利用すると、往復8時間24分と、約5時間短縮、片道だと約2時間半短縮されています。釧路に限らず、全道、高規格道路の整備の進展により、どんどん都市間移動に要する時間が短縮されております。
道東道開通後の交通量の変遷についてです。まず、このページの見方ですが、グラフの横軸で道東道の各ICの位置関係を表しており、縦軸を日交通量としています。色の違いによって、各区間の開通時期を下段のバーで示しており、上段のグラフで当時の交通量を整理しています。
例えば、平成7年に開通した十勝清水IC~池田IC間の当時の交通量は、紫の線で示しているとおり、900台程度でした。その後の道東道の開通・延伸とともに徐々に交通量が増加し、札幌~釧路間が直結した今年の十勝清水IC~芽室IC間の日交通量は、黒の線で示しているように約7,200台となり、平成8年と比べて約8倍に増加しました。
道東道沿線の工業団地立地状況に着目しました。道東道の延伸に伴う交通利便性の向上等により、釧路管内では工業団地の分譲済面積が増加しており、道東道が釧路圏の白糠ICまでつながった平成27年と比較すると令和4年(最新値)時点で釧路地域は約1.6倍に増加しました。
現在の釧路市内の工業団地分譲率は98%となっており、釧路市では、新たな工業団地の候補として、市内のIC付近を検討中とのことです。
交通量、交通安全性の変化についてです。釧路地域のお盆期間の交通状況を集計したところ、阿寒IC~釧路西ICの開通区間に並行する一般道(国道240号、道々徹別原野釧路線)を利用する交通の約4~6割が道東道に転換していました。
一般的に高規格道路については、死亡事故発生率は一般道路の1/8程度と言われています。全体として事故率の減少に繋がっております。また、エゾシカ衝突事故についても、開通区間及び並行する国道において、全体で3割程度減少しています。
十勝・釧路地域の観光入込客数についてです。十勝・釧路地域の観光入込客数は、夕張IC~占冠ICが開通し、十勝と道央がつながった、平成21年以降から増加傾向にあり、令和6年度の観光入込客数は過去最高を記録しました。
GW、お盆といった観光期の釧路・根室地域の道の駅来訪者がどこから来ているかについて、ナンバープレート調査を行った結果についてです。
調査の結果、道央・道南方面や道外からの割合が年々増加傾向にあることが分かりました。道の駅「厚岸グルメパーク」や道の駅「スワン44ねむろ」では、今年の来訪者の5割以上が遠方からの来訪者でした。
災害時の輸送についてです。北海道で初めて線状降水帯が発生した令和7年9月の大雨によるJR運休時には、道東道の本別IC~釧路空港IC間も21日4時台から通行止めとなりましたが、鋭意復旧に努め翌22日3時には本別IC~阿寒ICの通行止めを解除できたので、大雨の翌日からは道東道を利用した旅客・貨物の代行輸送が行われました。
代行バスは1日2往復、代行トラックは平日は1日10~15往復の輸送が行われ、人流・物流の維持に道東道が貢献できたのではと考えております。
昨年度、令和6年度に開通した箇所を示しております。道内では高規格道路3区間を含む6区間が開通しました。北海道の高規格幹線道路の供用率は今年4月時点で67%となっており北海道を除く全国と比較すると低い状況ではありますが、昨年度、道東自動車道阿寒IC~釧路西ICが開通したことで、道央圏と釧路が初めて高規格道路で直結しました。
北海道における高規格幹線道路網整備の変遷を左上から順に並べています。道東道については、右上にあるとおり、平成7年に十勝清水IC~池田IC間が初めて整備されました。その後順次整備が進んでまいりまして、平成23年10月に夕張IC~占冠IC間が開通し、道央圏と十勝圏が高速道路で結ばれました。そして、令和6年12月に札幌~釧路間が高規格道路で直結しました。
札幌~釧路間が高規格道路で直結したことにより、道内では4つの都市圏が高規格道路で直結しました。
所要時間の変化ですが、札幌~釧路間については、一般道を利用すると13時間12分往復で要するところ、今回全面的に開通した高規格道路を利用すると、往復8時間24分と、約5時間短縮、片道だと約2時間半短縮されています。釧路に限らず、全道、高規格道路の整備の進展により、どんどん都市間移動に要する時間が短縮されております。
道東道開通後の交通量の変遷についてです。まず、このページの見方ですが、グラフの横軸で道東道の各ICの位置関係を表しており、縦軸を日交通量としています。色の違いによって、各区間の開通時期を下段のバーで示しており、上段のグラフで当時の交通量を整理しています。
例えば、平成7年に開通した十勝清水IC~池田IC間の当時の交通量は、紫の線で示しているとおり、900台程度でした。その後の道東道の開通・延伸とともに徐々に交通量が増加し、札幌~釧路間が直結した今年の十勝清水IC~芽室IC間の日交通量は、黒の線で示しているように約7,200台となり、平成8年と比べて約8倍に増加しました。
道東道沿線の工業団地立地状況に着目しました。道東道の延伸に伴う交通利便性の向上等により、釧路管内では工業団地の分譲済面積が増加しており、道東道が釧路圏の白糠ICまでつながった平成27年と比較すると令和4年(最新値)時点で釧路地域は約1.6倍に増加しました。
現在の釧路市内の工業団地分譲率は98%となっており、釧路市では、新たな工業団地の候補として、市内のIC付近を検討中とのことです。
交通量、交通安全性の変化についてです。釧路地域のお盆期間の交通状況を集計したところ、阿寒IC~釧路西ICの開通区間に並行する一般道(国道240号、道々徹別原野釧路線)を利用する交通の約4~6割が道東道に転換していました。
一般的に高規格道路については、死亡事故発生率は一般道路の1/8程度と言われています。全体として事故率の減少に繋がっております。また、エゾシカ衝突事故についても、開通区間及び並行する国道において、全体で3割程度減少しています。
十勝・釧路地域の観光入込客数についてです。十勝・釧路地域の観光入込客数は、夕張IC~占冠ICが開通し、十勝と道央がつながった、平成21年以降から増加傾向にあり、令和6年度の観光入込客数は過去最高を記録しました。
GW、お盆といった観光期の釧路・根室地域の道の駅来訪者がどこから来ているかについて、ナンバープレート調査を行った結果についてです。
調査の結果、道央・道南方面や道外からの割合が年々増加傾向にあることが分かりました。道の駅「厚岸グルメパーク」や道の駅「スワン44ねむろ」では、今年の来訪者の5割以上が遠方からの来訪者でした。
災害時の輸送についてです。北海道で初めて線状降水帯が発生した令和7年9月の大雨によるJR運休時には、道東道の本別IC~釧路空港IC間も21日4時台から通行止めとなりましたが、鋭意復旧に努め翌22日3時には本別IC~阿寒ICの通行止めを解除できたので、大雨の翌日からは道東道を利用した旅客・貨物の代行輸送が行われました。
代行バスは1日2往復、代行トラックは平日は1日10~15往復の輸送が行われ、人流・物流の維持に道東道が貢献できたのではと考えております。
港湾整備によるクルーズ船寄港回数の増加とその効果
港別のクルーズ船の寄港推移を示しています。2025年度の北海道へのクルーズ船寄港回数は147回となり、過去最多となる2014年の157回に次ぐ2番目の多さになりました。港別では、函館港、小樽港、釧路港の順にクルーズ船寄港が多く、函館港は昨年を超え過去最高の75回となりました。
寄港回数が多く、街中近くにクルーズ船対応岸壁を整備した函館港と小樽港において、クルーズ船乗船客を対象に行ったアンケート調査の結果をお示ししています。調査内容は、訪問先への移動手段、消費額などです。函館港であれば、ダイヤモンド・プリンセス号が調査対象船であり、国籍比率で言えば、日本人が3割、外国人が7割。小樽港であれば、ノルウェージャン・スピリット号が調査対象船であり、国籍比率は外国人10割です。
アンケート調査結果による試算では、クルーズ船寄港により、函館港で約4,000万円、小樽港で約2,000万円の直接効果がありました。
一人当たりの平均消費額については、函館港では、日本人乗船客が約10,000円、外国人乗船客が約19,000円、小樽港では、外国人乗船客が約11,000円でした。ちょっと差が生じていますが、函館港のダイヤモンド・プリンセス号が、朝7時に入港して夕方5時に出港、小樽港のノルウェージャン・スピリット号が、13時に入港して21時に出港ということで、食事・買い物の機会が若干違っていたということも結果の差に現れているのではないかと考えています。
アンケート調査結果の内訳について、函館港に関しては、訪問先への移動手段は、日本人及び外国人ともに徒歩による移動が最も多く、訪問先も函館朝市周辺や金森赤レンガ倉庫が多いことから、クルーズ船岸壁に近い観光地で街中散策が出来ております。
さらに、クルーズ船岸壁が函館駅に近く路面電車等を利用し五稜郭公園など市内周遊も可能となり、二次交通の利便性も一定の満足度が得られております。
次に小樽港ですが、こちらも訪問先への移動手段は徒歩による移動が最も多く、訪問先も小樽運河周辺や北一硝子周辺が多いことから、クルーズ船岸壁に近い観光地で街中散策が出来ております。
さらに、令和5年度までクルーズ船が接岸していた勝納ふ頭は観光スポットから遠く、二次交通の利便性等の満足度が低い傾向にありましたが、第3ふ頭では満足度が向上する結果となりました。
3 丘珠空港の機能強化に向けた取組
機能強化計画書では、滑走路300M延伸するのですが、どのように延伸するのかという、2案をお示ししています。
滑走路延伸の効果については、冬季の運行制限が緩和されることで、小型ジェット機についても通年の運行が可能になります。それにより、より多くのビジネス需要や観光需要の受け入れが可能になります。また、医療用ジェットも冬は丘珠空港に降りられないので、やむを得ず新千歳空港を使っておりますが、これも丘珠空港を使えるようになれば、市内の病院へのアクセスも良くなりますので、そういった意味でも患者の負担も軽くなるといったことが見込まれております。
この機能強化計画について、現在、11月20日から1月20日まで意見の募集を行っております。インターネットの特設サイトからも意見を出すことができますし、オープンハウス型の説明会も、丘珠空港のターミナルの中では、年末年始を除いてこの期間中ずっと開催しております。そこでも意見を出すことができますし、今後12月12日から12月14日の期間は、地下歩行空間でもオープンハウス型の説明会を実施いたしますので、是非ご意見をいただければと思います。多くの皆様の意見をお待ちしております。
4 ダブル連結トラックの道内初走行について
トラック輸送は、深刻なドライバー不足、約4割が50歳以上と言われています。
国土交通省では、特車の許可基準を緩和して、1 台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な、ダブル連結トラックの導入を図り、トラック輸送の省人化を促進しています。通常の大型トラック2台分の長さが可能ということで、今までは長さ21mまでが許可対象だったのですが、21mを超えるダブル連結トラックも許可基準が緩和されたというものです。この取組は、平成31年から新東名などでは既に本格導入されています。
国土交通省の実験結果では、同じ重量を輸送する場合、通常の大型トラックに比べると、ダブル連結トラックについては、ドライバー数が約5割の削減になるというものです。2台分運べるようになるので半分になるのは当たり前ですが、実際の業務の中で、毎日いろいろな荷物が変動する中で試しても、やはりきちんと5割削減になったということです。それから燃料消費量についても、4 割削減されたという結果が出ております。
令和6年度に拡充した通行区間で、北海道においても苫小牧東から旭川鷹栖インターの間と、札幌ジャンクションから小樽ジャンクションの間、この区間は新たにダブル連結トラックが通行可能な区間として指定されています。
北海道開発局では、今月2社からダブル連結トラックの申請を受けておりまして、そのうちの1社には、21日に許可証を発行させていただきました。もう1社については現在審査中です。
今後、札幌インターと旭川鷹栖インターと間において、走行を開始する予定ですが、これから冬になりますので、春先の雪が溶けてから初走行すると聞いております。初走行が近くまで見えてきたというところです。
5 イベント紹介
イベントをご紹介させていただきます。
まずは、「建設業の魅力発信!動画コンテスト」で北海道建青会と一緒に行っている取組になります。ポスターやスケジュールを載せており、作品の募集は先週末で締め切らせていただきました。17作品の応募がありましたので、今後、一般の方からの投票を12月中旬から受け付けることにしております。
また、今年度からできるだけ幅広く多くの方に周知し投票いただきたいということで、名刺型のチラシを導入し、道の駅やイベント会場でも配っており、できるだけたくさんの方に投票いただきたいと思っております。
投票数や動画再生数も回を重ねるごとにどんどん伸びてきております。審査員についても、将来の担い手となるような学生さんに審査をしていただいておりますし、今まで応募いただいた動画については、YouTubeでも見ることができます。
最後の話題になりますが、「ウポポイの開業5周年特別イベント」ということで、これまで北海道や白老町はじめとした皆様のご支援ご協力にも感謝し、今年の10月から来年3月までウポポイ開業5周年特別イベントを実施しています。
無料開放DAYはすでに終わってしまいましたが、たくさんの方にご来場いただきました。今後は、アイヌ民族の冬の暮らしを体験できますし、スカイランタンを夜空に浮かべる幻想的な体験もできるようです。また、多文化共生ということで、アイヌ伝統芸能と日本伝統のコラボイベントも予定されています。
今後は詳しくウェブサイトにてお知らせしますが、期間限定の入場料の割引もありますので、これらも活用していただき、是非この機会にウポポイへお越しいただければと思っております。
まずは、「建設業の魅力発信!動画コンテスト」で北海道建青会と一緒に行っている取組になります。ポスターやスケジュールを載せており、作品の募集は先週末で締め切らせていただきました。17作品の応募がありましたので、今後、一般の方からの投票を12月中旬から受け付けることにしております。
また、今年度からできるだけ幅広く多くの方に周知し投票いただきたいということで、名刺型のチラシを導入し、道の駅やイベント会場でも配っており、できるだけたくさんの方に投票いただきたいと思っております。
投票数や動画再生数も回を重ねるごとにどんどん伸びてきております。審査員についても、将来の担い手となるような学生さんに審査をしていただいておりますし、今まで応募いただいた動画については、YouTubeでも見ることができます。
最後の話題になりますが、「ウポポイの開業5周年特別イベント」ということで、これまで北海道や白老町はじめとした皆様のご支援ご協力にも感謝し、今年の10月から来年3月までウポポイ開業5周年特別イベントを実施しています。
無料開放DAYはすでに終わってしまいましたが、たくさんの方にご来場いただきました。今後は、アイヌ民族の冬の暮らしを体験できますし、スカイランタンを夜空に浮かべる幻想的な体験もできるようです。また、多文化共生ということで、アイヌ伝統芸能と日本伝統のコラボイベントも予定されています。
今後は詳しくウェブサイトにてお知らせしますが、期間限定の入場料の割引もありますので、これらも活用していただき、是非この機会にウポポイへお越しいただければと思っております。
質疑応答
(記者)
ダブル連結トラックがすごく面白い取組であると感じましたが、春先に走行する時にあらためてリリース等のお知らせはあるのですか。
(局長)
開発局からの改めてのリリースは予定しておりませんが、取材については、運送会社において写真撮影も含め対応していただけると聞いております。
ダブル連結トラックがすごく面白い取組であると感じましたが、春先に走行する時にあらためてリリース等のお知らせはあるのですか。
(局長)
開発局からの改めてのリリースは予定しておりませんが、取材については、運送会社において写真撮影も含め対応していただけると聞いております。
丘珠空港について、滑走路延伸の住民説明会が昨日から始まり、参加させていただきましたが、やはり騒音に関する懸念の声が多くありました。説明会においては司会者の進行が住民に対しあまり寄り添っていないように個人的には感じたのですが、その懸念に対し、今後どのように進めていくのか教えていただきたい。また、現時点ではちょっと難しいのかもしれませんが、例えば防音ガラスの補助や何らかの対策、航空会社との協力など、何かできると考えていることはあるのでしょうか。
(局長)
飛行場の滑走路を延伸することを考えますと、地域住民の方にとっては騒音が一番の心配事であることを認識しております。今後、どのような懸念があってどのような解決方法があるのかについて、しっかり住民に寄り添った対応を考えてまいります。これから環境影響評価なども実施していきますので、その結果も踏まえきちんと対応を検討していきたいと考えております。
(記者)
クルーズ船について、資料は11月時点の回数になっていますが、乗船客で外国人の方がどれぐらいいるのか、国別にみるとどこの国が多いのでしょうか。
(局長)
乗船客の外国人と日本人の比率は、函館港のダイヤモンドプリンセスは、乗船客が2,900人ぐらい、外国人が7割、日本人が3割という状況です。
小樽港のノルウェージャンスピリットは、ほぼ外国人となっています。
国籍については、乗船客全員ではなく、あくまでアンケートに回答いただいた方の割合となりますが、函館港はアメリカが約半数、その次にオーストラリアで約20%、カナダが約7%、残りがその他という構成になっています。
小樽港については、1番多いのがオーストラリアで46%、続いてアメリカで11%、カナダ10%、あとはイギリス、ドイツ、その他という構成になっています。
クルーズ船について、資料は11月時点の回数になっていますが、乗船客で外国人の方がどれぐらいいるのか、国別にみるとどこの国が多いのでしょうか。
(局長)
乗船客の外国人と日本人の比率は、函館港のダイヤモンドプリンセスは、乗船客が2,900人ぐらい、外国人が7割、日本人が3割という状況です。
小樽港のノルウェージャンスピリットは、ほぼ外国人となっています。
国籍については、乗船客全員ではなく、あくまでアンケートに回答いただいた方の割合となりますが、函館港はアメリカが約半数、その次にオーストラリアで約20%、カナダが約7%、残りがその他という構成になっています。
小樽港については、1番多いのがオーストラリアで46%、続いてアメリカで11%、カナダ10%、あとはイギリス、ドイツ、その他という構成になっています。
(記者)
クルーズ船の関係ですが、経済効果として函館港4000万円、小樽港2000万円という数字は、アンケートで回答のあった方に乗船客数を乗じて寄港1回あたりとしているものでしょうか。そうであれば今年の寄港回数函館港75回、小樽港33回をそれぞれ乗じれば年間の数字となるのでしょうか。年間の数字の方がインパクトがあると思うのですが。
(局長)
今回のクルーズ船の寄港1回あたりの計算は概ねそのとおりで、港湾にクルーズ船が到着した場合、1回あたりでこの程度の消費があったのではないかと試算したところです。
年間の数字については、クルーズ船によって乗船客数が大きく異なりますので、本調査の対象船が平均的であればそうなりますが、平均的であるか否かは検証が必要と考えています。函館港と小樽港でも違いがあり入港時間帯や滞在時間も異なりますので、そこもトータルで検証が必要と考えています。
クルーズ船の関係ですが、経済効果として函館港4000万円、小樽港2000万円という数字は、アンケートで回答のあった方に乗船客数を乗じて寄港1回あたりとしているものでしょうか。そうであれば今年の寄港回数函館港75回、小樽港33回をそれぞれ乗じれば年間の数字となるのでしょうか。年間の数字の方がインパクトがあると思うのですが。
(局長)
今回のクルーズ船の寄港1回あたりの計算は概ねそのとおりで、港湾にクルーズ船が到着した場合、1回あたりでこの程度の消費があったのではないかと試算したところです。
年間の数字については、クルーズ船によって乗船客数が大きく異なりますので、本調査の対象船が平均的であればそうなりますが、平均的であるか否かは検証が必要と考えています。函館港と小樽港でも違いがあり入港時間帯や滞在時間も異なりますので、そこもトータルで検証が必要と考えています。
(記者)
クルーズ船についてですが、そもそも寄港が増えている要因とはどのようなものでしょうか。
(局長)
港湾管理者の方や地域の方などのポートセールスや様々な誘致活動が実った結果ではないかと理解しております。
クルーズ船についてですが、そもそも寄港が増えている要因とはどのようなものでしょうか。
(局長)
港湾管理者の方や地域の方などのポートセールスや様々な誘致活動が実った結果ではないかと理解しております。
(記者)
大雪・暴風雪対策でレバンガ北海道との連携について、選手にも協力いただいているのでしょうか。
(局長)
以前、自転車安全運転の啓発を実施した際には若手の選手に出演いただいたところです。折茂社長には色々な場面で幅広くご協力いただいており、Xのポストでは4万を超える再生数があり、我々のメッセージがより多くの方に伝えられたという共創の成果だと考えています。
大雪・暴風雪対策でレバンガ北海道との連携について、選手にも協力いただいているのでしょうか。
(局長)
以前、自転車安全運転の啓発を実施した際には若手の選手に出演いただいたところです。折茂社長には色々な場面で幅広くご協力いただいており、Xのポストでは4万を超える再生数があり、我々のメッセージがより多くの方に伝えられたという共創の成果だと考えています。
(記者)
カーナビへの大雪時の情報等の発信についての取組ですが、今までは大雪など大きく天気が荒れる場合に報道発表していたものをカーナビでも発信するという対策でよろしいでしょうか。
(局長)
カーナビへの情報発信は、記録的な大雪、何年に一度かの暴風雪などの際に、注意喚起と出控えのお願いについて、ドライバーに直接伝えていく手段として利用していきたいと考えています。
カーナビへの大雪時の情報等の発信についての取組ですが、今までは大雪など大きく天気が荒れる場合に報道発表していたものをカーナビでも発信するという対策でよろしいでしょうか。
(局長)
カーナビへの情報発信は、記録的な大雪、何年に一度かの暴風雪などの際に、注意喚起と出控えのお願いについて、ドライバーに直接伝えていく手段として利用していきたいと考えています。
(記者)
ダブル連結トラックですが、運転手は特殊な免許などはいらないのでしょうか。
(局長)
運転手に関しては大型自動車免許を5年以上保有していること、直近5年以上の大型自動車運転業務に従事していることなど、いくつかの条件があります。
ダブル連結トラックですが、運転手は特殊な免許などはいらないのでしょうか。
(局長)
運転手に関しては大型自動車免許を5年以上保有していること、直近5年以上の大型自動車運転業務に従事していることなど、いくつかの条件があります。
(記者)
平成 31 年にダブル連結トラックが新東名で導入されて、北海道ではようやくこれからということですが、北海道でブランクが空いたのは、何か課題があったとか、運転手をこれから増やしていくにも経験がないとできないとか色々ハードルもあったのでしょうか。
(局長)
通行区間の指定については、まず基本的な道路条件として4 車線が必要である等のほかに、運送業界からのニーズがどれくらいあるかということを踏まえた上で指定されてきました。北海道では、道路条件は元々クリアしていましたが、令和6年に初めて指定されたのは、運送業界からのニーズが出てきたということを把握し、それを踏まえて指定されたということです。
平成 31 年にダブル連結トラックが新東名で導入されて、北海道ではようやくこれからということですが、北海道でブランクが空いたのは、何か課題があったとか、運転手をこれから増やしていくにも経験がないとできないとか色々ハードルもあったのでしょうか。
(局長)
通行区間の指定については、まず基本的な道路条件として4 車線が必要である等のほかに、運送業界からのニーズがどれくらいあるかということを踏まえた上で指定されてきました。北海道では、道路条件は元々クリアしていましたが、令和6年に初めて指定されたのは、運送業界からのニーズが出てきたということを把握し、それを踏まえて指定されたということです。
(記者)
これから運転手を増やしていくことについてはやはりハードルはあるのでしょうか。
(局長)
ダブル連結トラックの運転手の要件として免許保有5年以上や5年以上の経験が必要等が条件になり、それほど大きなハードルとは考えていません。むしろ、本取組はドライバー不足に対する省人化のための取組になりますが、運転手を増やす取組と併せて、円滑な物流を確保していきたいということで取り組んでいるところです。
これから運転手を増やしていくことについてはやはりハードルはあるのでしょうか。
(局長)
ダブル連結トラックの運転手の要件として免許保有5年以上や5年以上の経験が必要等が条件になり、それほど大きなハードルとは考えていません。むしろ、本取組はドライバー不足に対する省人化のための取組になりますが、運転手を増やす取組と併せて、円滑な物流を確保していきたいということで取り組んでいるところです。
(記者)
丘珠空港の滑走路を延伸するということは、国土交通省として決定済みということでしょうか。
(局長)
国土交通省としては、現在パブリック・インボルブメントを実施しており、その結果を踏まえて、整備のやり方を決めていくということになります。
丘珠空港の滑走路を延伸するということは、国土交通省として決定済みということでしょうか。
(局長)
国土交通省としては、現在パブリック・インボルブメントを実施しており、その結果を踏まえて、整備のやり方を決めていくということになります。
(記者)
資料によりますと今回のPIが終わった後に丘珠空港施設計画決定を3 月にすることになっていますが、この計画が決定したという段階をもって、正式に滑走路を延伸することが決まるのでしょうか。
(局長)
そのとおりです。施設計画決定後に、事業化へ向け予算要求を行っていきます。
※ この文章は、読みやすいよう、重複した質疑内容や言葉遣い、明らかな言い直しなどを整理した上、作成しています。(文責:開発監理部広報室)
資料によりますと今回のPIが終わった後に丘珠空港施設計画決定を3 月にすることになっていますが、この計画が決定したという段階をもって、正式に滑走路を延伸することが決まるのでしょうか。
(局長)
そのとおりです。施設計画決定後に、事業化へ向け予算要求を行っていきます。
※ この文章は、読みやすいよう、重複した質疑内容や言葉遣い、明らかな言い直しなどを整理した上、作成しています。(文責:開発監理部広報室)