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砂防施設って何?

砂防施設って何?

イラスト挿絵
「砂防施設(さぼうしせつ)」は、土や砂が流れ出すのを止めたり、調節(ちょうせつ)したりするための施設です。
火山が噴火したときには、土石流などの勢い(いきおい)を小さくします。
止めた土砂をためるところを「遊砂地(ゆうさち)」といいます。

人や街を火山の危険(きけん)から守る「砂防施設」。
今までに作られた砂防施設と、自然にやさしいセルによる砂防施設とは、どんなちがいがあるのでしょう?

今までの砂防施設

ダム挿絵
●分厚いコンクリートで川をふさぎ、土や砂をダムの内がわにためて、ながれないようにしました。
●何年かでダムは土や砂でいっぱいになり、またつぎのダムを作るので工事には時間やお金がたくさんかかります。
●また、魚がダムの上下流への移動できなくなってしまいました。

樽前山の砂防施設

樽前山の砂防施設
●樽前山では、鉄(てつ)の板で輪をつくり、中に土や砂をつめた「セル」と呼ばれる施設をつくっています。
●工事にかかるお金が少なくてすみます。
●つくったセルは、土をかぶせて丘のようにします。噴火で流れてきた槌や砂は、丘の上流側(じょうりゅうがわ)に自然なかたちでたまります。
●隙間をあけて川の流れを止めないので、魚が自由に行き来することができます。

遊砂地(ゆうさち)のたいせつさ。

遊砂地
遊砂地とは、山あいでの川などの低いところを利用して、施設でとめた土や砂をためておくための空間(くうかん)です。土石流などがおこったときは遊砂地が大きいほどたくさんの土や砂がとめられ川の下にある街などへの被害を少なくすることができます。

セルダムはまわりの自然をこわさない。

●樽前山の砂防工事では、まわりの木をできるだけ切らないようにしています。
●もしも火山が噴火したかったときも、土と砂で出来たセルの上には木を植え、まわりからもいろいろな植物の種が飛んできて、動物達がふつうに暮らせる森になっていきます。
●樽前山のふもとにある「小糸魚川(こいといかわ)」は、「日本で一番きれいな川」になったこともあります(1999年度環境庁調べ)。セルは、きれいな川の流れをそのまま残します。
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お問合せ先

治水課

  • 住所:室蘭市入江町1番地14
  • 電話番号:0143-25-7045

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