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噴火の大きさの違い

噴火の大きさでこんなにちがいがあります

火山の噴火、降った灰や溶岩などの量の違いで、大噴火、中噴火、小噴火の3種類に分けることができます。
これからどういう噴火が起きるかはわかりませんが、これらの噴火では予想(よそう)される被害(ひがい)や現象(げんしょう)が違います。

小噴火

ふつうもっとも多い噴火で、ひんぱんにくりかえす時期(じき)とあまりおこらない時期とがあります。噴火がおきる前のまえぶれはほとんどありません。ですから、明日起きても不思議ではありません。

予想される被害
● 山頂の溶岩ドームにきれつが入ります。
● 山頂部(さんちょうぶ)・山腹(さんぷく)に 火山灰(かざんばい)が降ります。
● 地震が起きます。
● 山へは行くことができなくなります。

中噴火

今、樽前山でもっとも心配されている規模(きぼ)はこの中噴火で、注意(ちゅうい)が必要です。

予想される被害
● 山頂の溶岩ドームがこわされたり、新しく溶岩ドームが 作られたりします。
● 山のふもとの市街地(しがいち)でも火山灰が降り、噴火が断続的(だんぞくてき)に続きます。
● 過去(かこ)の噴火では苫小牧市で45cmもの 火山灰がつもりました。
● 地震(じしん)、鳴動(めいどう)、噴煙(ふんえん)、 降灰(こうはい)をくりかえします。
● 噴石(ふんせき)など危険な噴出物も考えられます。1909年の噴火では、噴火開始から終了まで、約4ヶ月かかりました。

大噴火

大噴火
たいへん危険な噴火です。しかし過去9,000年間で5回しか起きていません。

予想される被害
● 大きな噴煙が、山頂から成層圏まで柱のようにあがります。
● 風下の方角には軽石や火山灰が多く降り、交通はマヒし、木造の家はこわれるおそれがあります。
● 火砕流(かさいりゅう)が山のふもとに流下(りゅうか)し、家がこわされたり、火事になったりします。火砕流が流れたあとは、樹木(じゅもく)が熱でまっ黒に炭化(たんか)します。
● 積雪時(せきせつじ)に火砕流が発生(はっせい)すると、雪が解けて融雪型火山泥流(ゆうせつがたかざんでいりゅう)となります。ふもとまで流れてくると、建物が破壊(はかい)され道路が分断(ぶんだん)されます。
 
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苫小牧砂防海岸事務所

  • 住所:苫小牧市柏原32番地の40
  • 電話番号:0144-57-9800

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