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十勝川上流水源地域ビジョン検討準備会(第3回) 議事概要

水源地域ビジョン

議事概要

日時:平成16年1月20日(火曜日)18:30~20:30
場所:新得町公民館 2階中ホール

水源地域ビジョンについて(基本目標、今後の活動について検討)
発言内容
<湖面、河川利用について>
◆十勝ダムは岸釣りのポイントが少ないため、水質・魚類調査や魚類
放流等を行って遊漁船による湖面解放を行ってはどうか?(事業化)
◆サホロ湖キャンプ場は、キャンプの穴場として知られており、公園に
は流木アートを設置している。また、サホロ湖まつり、親子キャンプな
どのイベントも行なっている。
◆十勝ダム湖、サホロ湖は、漁業権を取得しており釣りができるが(岸
からのみ)、魚が少ないため放流を行なっている(放流を行なわず、禁
漁にして生態系調査を行なうという方向も検討中)。
◆サホロ湖は、フィッシングデッキを整備している。
◆上岩松ダムは、ダム湖が小さく水位変動が大きいため湖面解放は
危険である(あまりに危険であるため、柵を張ったという経緯がある)。
◆上岩松ダム周辺のより良い景観作りや利活用について、協力でき
る部分で協力したい。
◆ダムとダムの区間における河川流量が少ないため、なんとかならな
いのか?
◆ダム湖についてはそれぞれの事情や特徴があるので、その特徴を
生かしていくことが必要である。
◆現状の十勝ダムを、仮に開放したとしても、付加価値(水がキレイ、
魚がいる等)が無く、魅力が無いため人は来ないと考えられる。
◆十勝川上流におけるラフティングに必要な河川水量は、夏場でも豊
富であり(北電さんが定期的に放流してくれるため)、これは、道内で
も数少ない地点であるため、もっと情報発信やPRをすべきでは?
<観光利用>
◆林業、農業の衰退により今後は観光産業に力を入れたい。
◆身近にある自然を有効活用するという観点から「地の利」を生かし
た観光が必要である。中でも、湖面活用が有効と考える。
◆新得町には観光として多くの自然名所があり、絞り込みが難しい。
◆TAC、TOMでは年間7~8千人程度集客があるが、お客さんにき
てもらうために何が必要か考えなければならない。
◆曙橋からの紅葉がすばらしく、これを観光の目玉とできないか?
◆オートキャンプ場のニーズが高まっているため、長期的なものとして
将来整備を考えたい(長期滞在型)
◆全国的にフットパスが、少しずつ定着し始めている。この地域でも何
地点かコースを整備し川沿いの景観等楽しめると良い(現在は、旧鉄
道線路跡地が整備されている)。
◆トムラウシの景観、紅葉がすばらしいのは知っているが、実際はほ
とんど行ったことが無い。観光客がくるような環境を創造するには、ま
ず地元の人が魅力を感じるものにしなければならないと思う。
◆これからの十勝の観光のあり方として、滞在、交流、体験型観光が
望まれる。
・観光を考える場合、対象をはっきりしたほうが良い(年齢層等)。
・外国人の需要も考えられる。
<環境保全>
◆環境破壊された現況を回復させていきたい。
◆十勝川上流は、水が汚い。
◆原生自然環境保全地域は、手つかずの自然が残っているが、そこ
から一歩出ると環境破壊が進んでおり、あまり良い状況ではない。
◆自然の大切さを子供たちに伝えて行くことが必要であり、自然の修
復や保全についても今回のビジョンに取り入れることができれば良い
のだが。
<体験学習>
◆自然体験をとおして、子供達に自然環境を理解してほしい。
◆森林コンサートやダム湖から見る景色を体験させて、自然の大切さ
を伝えたい。
◆人や自然にやさしいビジョンが重要となる(自然に対してソフトなも
のをやっていきたい)。
<その他>
◆ビジョン策定におけるイメージ
・周辺の基礎調査(周辺環境・魚類生息・水質調査等)の実施により現
況を把握し、その結果(情報)を共有することで必要なものは何かを絞
り込んでいくことがビジョン策定には重要である。これらの情報は大い
に利活用でき、自然の修復や次世代への承継にもつながるため、資
料館等の施設を整備し公開すべきである。そうすることによって今回
のビジョンは、自立的かつ持続的な事業となっていくものと考える。
・景観、水資源の利活用については、短期的、長期的なものについて
環境とつながるものを考えていきたい(環境を守る教育を目的とした
観光等)。
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 第3回準備会では、参加者の方に、ビジョン全体のスケジュールと今年度の進め方、および今回のビジョンにおける準備会の位置づけ等の説明を行ないました。また、第2回準備会における意見、要望の整理結果(ヒアリングによる意見、要望を反映)の報告を行ないました。  その後、参加者全体での討論を行ない、事務局より報告した整理結果について、参加者の意見や関係行政機関のコメントなどを交え、意見交換を行ないました。
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十勝川上流水源地域ビジョン項目

お問合せ先

帯広河川事務所

  • 住所:北海道中川郡幕別町札内西町73番地6
  • 電話番号:0155-25-1294

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