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十勝川中流部川づくり報告会(第4回) 議事概要

第4回 川づくり報告会議事概要

第4回 十勝川中流部川づくり報告会【議事録概要】

【開催要旨】

日時:平成26年3月15日(土曜日) 13:00~15:00
場所:とかちプラザ 4F 401号室
出席者数:60名

【議事要旨】
議事内容 確認事項 課題・
その他
開会挨拶 十勝川中流部市民協働会議代表より開会挨拶  
十勝川中流部
市民協働会議
について
事務局より、十勝川中流部市民協働会議について活動趣旨及び
活動概要について説明
 
十勝川中流部
の工事につい
勝河川管理者より、十勝川中流部での川づくり(案)の進捗状
況、および、次年度以降の工事の予定について説明
 
帯広工業高等
学校からの発
 発表概要:
1 年生:十勝大橋下流左岸草地復元箇所見学と草地復元イメー
ジ図作成について報告
2 年生:音更川合流点下流左岸草地復元箇所見学と草地復元イ
メージ図作成について報告
 
帯広農業高等
学校からの発
発表概要:
草地箇所:草地復元の目的説明と、十勝大橋上流左岸見学と草
地復元イメージ図作成について報告湿地箇所:湿地箇所におけ
るゼオライトを用いた漁礁型人工湿地の成果報告
 
草地復元2案
発表
事務局より、十勝川草地復元2 つの案を提案
1 案:高校生のアイデアを参考にした事務局案
2 案:植物専門家の意見を参考にした事務局案事務局より、十
勝川草地復元2 つの案を提案
1 案:高校生のアイデアを参考にした事務局案
2 案:植物専門家の意見を参考にした事務局案
 
質疑応答 ・参加者からの合意を得て、十勝川草地復元2つの案を市民案と
する
・今後は、高校生等による測量と在来種播種を進めることを確認
 
 講評 ・十勝川中流部市民協働会議が進める、自分たちの意見を市民
が反映させていく試みは稀有な事例
・高校生の発表はいずれも素晴らしい発表・工業高校と農業高
校の試みは、アクティブ・ラーニングの実学である。これからの両
校の実学に期待
 
閉会挨拶 帯広河川事務所長より閉会挨拶  
【議事概要】
○帯広工業高等学校生徒
発言者 発表テーマ 発言者 要旨
帯広工業
高等学校
十勝大橋下
流左岸草地
復元箇所の
現地見学の
感想、草地
イメージ図
作成につい
1年生 ・最初は説明を聞いても、イメージ
が浮かばなかったが、現地での視察
が大変勉強になった。
・木が多いところを伐採するが、自
然環境を大事にして、人や動物の憩
いの場とする。在来種に限って草木
を植える。
・各班のコンセプトを1 つにまとめ
て、図面を作成した。
・自分たちのアイデアが活かされる
ことは楽しい。
音更川合流
点下流左岸
草地復元箇
所の現地見
学の感想、
草地イメー
ジ図作成に
ついて
2年生 ・実際に目で見て感じることが大切
だと理解した。
・1 班:現地の地形を活かした湿地
を形成
・2 班:昆虫目線と人間目線でのそ
れぞれの配慮ポイントを考慮
・3 班:多種な草を植え、生き物の
楽園をつくる

・4 班:四季折々の木々を残し、出
会いゾーンとして
・5 班:最近、激減しているチョウ
の生育環境づくり 
○帯広農業高等学校生徒
発言者 発表テーマ 発言者 要旨
帯広農業高
等学校生徒
 
十勝大橋上
流左岸草地
復元箇所の
現地視察の
感想、草地
イメー図作
成について
草地担
当生徒
・近年の樹林増→洪水被害懸念して
いる。
・人間の安全を確保しつつ、自然生
態を考慮した。
・河畔林が繁茂した環境を整えれば
生物が棲みつくと考えられる。
・現場視察で得た情報を基に図面を
作成し、各班の意見に修正を加え1
枚にとりまとめた。
・学校の実習では学べないことを学
べた。
相生中島地
区上流湿地
環境形成箇
所のゼオラ
イトを用い
た、漁礁型
人工湿地の
成果報告
湿地担
当生徒
・十勝では、農業が原因となる水質
汚染が問題となっている。流域での
対策が必要。
・かつての湿地の98%が農地に変
わった。
・今、回復の手段を取らなければ、
かつての自然に戻れない。
・相生中島上流湿地でゼオライト
(多孔質な石)を敷き詰め、魚類生
息・産卵場所とする→「漁礁型人工
湿地」
・湿地全体に効果が期待できる規模
ではないが、フクドジョウがゼオラ
イトの周りに生息。モノアラガイも
確認。今後、実験規模拡大し継続す
る。
○十勝川草地復元2つの案
発言者 発表テーマ 発言者 要旨
市民協働会議 十勝川草地
復元2案:
・高校生の
アイデアを
参考にした
市民案
・植物の専
門家の意見
を参考にし
た市民案
事務局 ・1つ目の案は、高校生が作成した図
面を繋げた案。
高校生が図面を作成するに当たって
は工事や生物の専門家が作成の指導
をした。
・2つ目の案は、1つ目の案をベース
にして、植物の専門家の意見を反映
させた。
草地案を作るにあたって2 つの基本
方針を設けた1)外来種を入れない
2)幅10m の樹林帯を残して樹木の
連続性を保つ。ヤナギ林の中に寿命
の長い広葉樹(ハルニレなど)が入
るように樹木を残す場所を設定
上記の2つの基本方針を基に、次の点
も考慮した。
・河岸沿いに形成されているオギ群
落・オオイタドリ群落はそのまま残
す。
・基盤の植生は、オオヨモギ、クサ
フジ等ヤマハギ等を考えている
・原生花園を構成する植生は、アヤ
メ、ノハナショウブ、エゾスカシユ
リ、ヒメイズイ、モメンヅル、ホザ
キシモツケ等を考えている。
・山菜を構成する植生は、ウド、タ
ラノキ、クサソテツ、ハンゴンソ
ウ、ヨブスマソウ等を考えている。
・人々が来て楽しめる場所となる
様、取り組んでいきたい。
○質疑応答
発言者 発表テーマ 発言者 要旨
市民協
働会議
  代表 自分が高校生の頃は公害問題が主で
あった。今は、持続可能な開発や自
然との共生を高校生が考えているレ
ベルになっていることは素晴らしい。
帯広工
業高等
学校
帯広工業高
等学校とし
て、今後の
関わりにつ
いて
 教諭  楽しそうだったので自分自身もあれ
これ考えていたが、それはあまり言
わず、生徒にまかせた。たとえば伐
採木を活用したチップを散策路に敷
いても出水で流されるだろうが、そ
れを最初から否定せず、生徒が考え
る様に任せておいた。卒業後も後輩
が引き継いでいく。これから現実問
題を踏まえて、考えていく機会が与
えられることを期待する。
帯広農
業高等
学校
帯広農業高
等学校とし
て、今後の
関わりにつ
いて
教諭 現場に出てみる機会がなかなかなく
てありがたかった。生徒が参加し
て、地域のための計画を立てられて
良かった。専門家の意見をいただき
ながら、一緒に活動させていただく
よう、今後もよろしくお願いしたい。
市民協
働会議
  事務局 それでは、十勝川草地復元につい
て、この形で市民案として決定しま
す。
- - 参加者 学生が入ることで、夢のあるとても
良い案ができた。開発建設部はこの
案(草地復元案)の形をできるだけ
崩さず、案に沿った形で進めてほし
い。
河川管理者   治水課長 地域のことを考え行動する、大きな
意味のある取組みであり、卒業して
も、協働会議に参画して、次世代に
つなげてもらいたい。
市民協
働会議
  事務局 市民の推進については、来年度に生
徒と当会議の協働作業で測量・種播
きまで行いたい。
モニタリングして、外来種の侵入と
ヤナギの再樹林化を防げたか確認し
ていきたい。
○講評
発言者 発表テーマ 発言者 要旨
市民協
働会議
講評 顧問 ・この会議は、行政へ意見を言うだ
けの会議ではなく、自分たちの考え
を自分たちで実現させていく方式。
ほとんど他に例を見ない活動。
・高校生は、今後も意見を出し、新
しい(市民活動)分野のパイオニア
として活動続けてほしい。
・工業高校1年生の発表について:
高校生になって1年足らずで、現場調
査を行い、コンセプトを作り、グラ
ンドデザインを行うことができると
いうことはとにかく立派。
・工業高校1年生の発表について:
コンセプトやデザインが1 年生より
も進歩している。チョウ、原生花園
というような、夢のある若い発想。
・農業高等学校(草地)の発表につ
いて:
タンチョウ、サクラの木、散策路な
ど、ちょっと違った視点があった。
イントロダクションで十勝川の状況
が述べられ、プレゼンテーションの
技術力が高い。
・農業高校(湿地)の発表について
浄化システムについては、学校内か
ら十勝川へと一歩進んだ取組み。非
常に良い視点。環境活動賞を更に用
意しなければならないくらい。
・最近、アクティブ・ラーニングが
話題になっている。現場でいろんな
ことを考えてひらめきを得ることが
大事。このことが、すでに2 つの高
校で行われている。実学、すなわち
実際に役立つ学問が必要。

○状況写真
  • 十勝川中流部市民協働会議会代表からの挨拶

    十勝川中流部市民協働会議会代表からの挨拶

  • 同会議事務局長からの説明

    同会議事務局長からの説明

  • 工業高校生徒からの発表

    工業高校生徒からの発表

  • 農業高校生徒からの発表

    農業高校生徒からの発表

  • 事務局から2つの草地案発表

    事務局から2つの草地案発表

  • 質疑応答

    質疑応答

  • 同会議顧問からの講評

    同会議顧問からの講評

  • 河川管理者より閉会挨拶

    河川管理者より閉会挨拶

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