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札内川懇談会(第1回)

ページ内目次

議事次第

日時:平成24年2月17日(金曜日)18:00~19:30
場所:とかち館 1階 丹頂の間
1.開会
2.議題
  ○札内川の概要等について
  ○意見交換
3.閉会

資料

議事概要

  • 第1回札内川懇談会の様子(帯広市内,とかち館にて) 第1回札内川懇談会の様子(帯広市内,とかち館にて)

第1回札内川懇談会が平成24年2月17日(金曜日)に開催されました。

札内川懇談会は、札内川について語り、「札内川」や「札内川らしさ」を活かし、地域の活性化、
河川文化の継承等につなげることを目的として設置されました。
懇談会のメンバーは下表に示すとおりで、会の冒頭、石原由美子氏が座長に選出されました。

札内川懇談会メンバー(敬称略)
氏名 所属等
石垣 章 十勝川の生態系再生実行委員会
石原 由美子 アトリエゆふ
鏡 坦 河畔林伐採・管理ガイドライン有識者委員
関川 三男 帯広川伏古地区子どもの水辺協議会
高倉 裕一 川と河畔林を考える会
田代 茂樹 十勝ネイチャーセンター
千嶋 淳 日本野鳥の会 十勝支部
千葉 利光 エールセンター十勝
藤田 勝彦 つながろう札内川水源地域の会
眞鍋 憲太郎 真鍋庭園苗畑
三上 清志 つながろう札内川水源地域の会
柳川 久 帯広畜産大学
吉原 修 NPO法人十勝多自然ネット
吉田 裕 帯広市 都市建設部 管理課 課長
高桑 浩 中札内村 総務課 課長
岡田 直之 幕別町 企画室 副主幹
村松 正仁 帯広市 教育委員会 学校教育部 学校教育指導室 室長
大和田 貢一 中札内村 教育委員会 教育次長
羽磨 知成 幕別町 教育委員会 学校教育課
森 博文 帯広商工会議所 産業振興部 次長
望月 真理 中札内村商工会 事務局長
中井 誠 幕別町商工会 事務局長
坂野 伸治 十勝総合振興局 帯広建設管理部 事業室 治水課長
三宅 洋 北海道開発局 帯広開発建設部 治水課長
大串 弘哉 北海道開発局 帯広開発建設部 帯広河川事務所長
矢野 隆 北海道開発局 帯広開発建設部 帯広河川事務所札内川ダム管理支所長
第1回懇談会の議題

○札内川の概要等について

○意見交換

【メンバーからの意見】

・昨年、水難事故が発生している。昔は川遊びによって危険な情報が伝えられる仕組みがあったが、
 現在は世代間の情報伝達が不足している。
・河川へのゴミの不法投棄が問題となっている。ゴミを捨てない人を増やすという視点での取り組みが
 必要だと思う。
・希少種であるケショウヤナギの若い成木が少なくなっており、今後も世代交代できていくのか非常に
 心配している。ケショウヤナギが絶滅しないようにしてほしい。
・札内川下流の親水公園の水が澱んできている。子供たちの川遊び、環境教育の場としても非常に良
 い場所なので、もとの良い環境に戻してほしい。
・源流域でヤマメやイワナがほとんど確認されていない。このままでは、十勝川からその種の魚がいな
 くなってしまう可能性が高い。本来、そこに生息すべき魚が棲むような川づくりを行っていく必要があ
 る。これは、札内川に限らず十勝川水系全体の問題でもある。
・札内川の特徴的な鳥としてイカルチドリとセグロセキレイがいる。世界的に見ても分布域が狭い種で
 あり、礫河原への依存度が高く、礫河原やその近くで営巣している。しかし、近年10ケ年ほどで河原
 が樹林化して繁殖できなくなっている。洪水の減少も影響していると思うが、本来自然が担ってきた
 撹乱機能の回復を図ることが必要だと思う。札内川の特徴的な鳥としてイカルチドリとセグロセキレイ
 がいる。世界的に見ても分布域が狭い種であり、礫河原への依存度が高く、礫河原やその近くで営
 巣している。しかし、近年10ケ年ほどで河原が樹林化して繁殖できなくなっている。洪水の減少も影
 響していると思うが、本来自然が担ってきた撹乱機能の回復を図ることが必要だと思う。
・流域の開発も重要であるが自然も大切にしていく必要があり、十勝全体として程よい開発の方策を
 皆で議論していくのが良いと思う。河川へのゴミの不法投棄の解消は、人をいかに教育していくかと
 いうことに尽きる。教育により人が育ち、問題が解消していくと思うので、そのきっかけをつくる活動が
 重要だと思う。
・子ども達、若い人達に川の歴史・文化を伝え、川に親しんでもらい、水難事故に遭わないように危機
 管理も教えていくことが必要だと思う。それにより、川に親しみを持つ大人が増え、川と触れ合い、川
 を大事にする文化がつながっていく。河川文化を伝えるという取り組みが大切だと思う。
・子ども達、若い人達に川の歴史・文化を伝え、川に親しんでもらい、水難事故に遭わないように危機
 管理も教えていくことが必要だと思う。それにより、川に親しみを持つ大人が増え、川と触れ合い、川
 を大事にする文化がつながっていく。河川文化を伝えるという取り組みが大切だと思う。
・川や河畔林を含めて、札内川が抱えている深刻な課題が多くある。札内川の動植物、河川文化、自
 然史、地形・地質などの情報を共有し、議論を深めていきたい。河畔林を保全したいと考えている
 が、一方では、札内川で樹林化が進みすぎて、それが問題視されている。樹林化の原因や技術的な
 解決策について一緒に考えていきたい。
・最近は、昔は見られなかったアライグマやミンクが出没したり、ゴミの不法投棄が増えるなど環境が
 変化している、また、札内川には地域特有の植物が生育しているが、中でも貴重種のトカチスグリは
 減少している。

・祖父からは札内川の話を聞いて育った。札内川ダムや堤防が完成する前は、氾濫により大きな被害が
 出た。単純に昔の状態に戻れば良いと思っていない、川が氾濫すれば周辺住民は直接影響を受
 けることになる、安全や環境のことを考え、どのように自然と共生していくのか、川とともに地域の人
 たちが幸せに過ごすためにはどうすべきなのかを考えていく必要がある。
 

まとめ

・本日の懇談会では、色々なご意見をいただいた。今後の懇談会で議論を深めていきたい

今後の予定について

・第2回札内川懇談会は、平成24年5月~6月頃に開催する予定。

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