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札内川懇談会(第2回)

ページ内目次

議事次第

日時:平成24年6月17日(木曜日)18:30~20:30
場所:とかち館 2階 鳳凰の間
1.開会
2.議題
  (1)今後の進め方
  (2)札内川の望ましい姿について
  (3)札内川の川づくりについて
   ・自然環境と治水
   ・教育・体験・文化
   ・河川利用や観光
  (4) その他
3.閉会

資料

議事次第

  • 第2回札内川懇談会の様子(帯広市内,とかち館にて) 第2回札内川懇談会の様子(帯広市内,とかち館にて)
第2回札内川懇談会が平成24年6月7日(木曜日)に開催されました。
札内川懇談会メンバー(敬称略,五十音順)
氏名 所属等
石垣 章 十勝川の生態系再生実行委員会
石原 由美子 アトリエゆふ
鏡 坦 河畔林伐採・管理ガイドライン有識者委員
関川 三男 帯広川伏古地区子どもの水辺協議会
高倉 裕一 川と河畔林を考える会
田代 茂樹 十勝ネイチャーセンター
千嶋 淳 NPO法人日本野鳥の会 十勝支部
千葉 利光 エールセンター十勝
藤田 勝彦 つながろう札内川水源地域の会
眞鍋 憲太郎 真鍋庭園苗畑
三上 清志 つながろう札内川水源地域の会
柳川 久 帯広畜産大学
吉原 修 NPO法人十勝多自然ネット
横田 龍雄 帯広市都市建設部 企画調整監
村松 正仁 帯広市教育委員会 学校教育部 学校教育指導室長
河合 文宏 帯広商工会議所 産業振興部
岡田 直之 幕別町企画室 副主幹
羽磨 知成 幕別町教育委員会 学校教育課
八代 芳雄 幕別町商工会
高桑 浩 中札内村 総務課長
上松 文夫 中札内村教育委員会 教育長
望月 真理 中札内村商工会 事務局長
児玉 幸博 十勝総合振興局 帯広建設管理部 事業室 治水課長
武田 淳史 帯広開発建設部 治水課長
大串 弘哉 帯広開発建設部 帯広河川事務所長
矢野 隆 帯広開発建設部 帯広河川事務所札内川ダム管理支所長
第2回懇談会の議題

1.今後の進め方
2.札内川の望ましい姿について
3.札内川の川づくりについて


  ・自然環境と治水


  ・教育、体験、文化


  ・河川利用や観光

 

【~メンバーからの意見~】

・札内川・戸蔦別川は動物が豊富。「地域とのつながり」「緑のネットワーク」との関連では、シカやクマ
 などにはマイナス面があり、駆除も行われる。人間の生活圏内にこうした動物が出てこないようにす
 るのも工夫のひとつ。札内川・戸蔦別川は動物が豊富。「地域とのつながり」「緑のネットワーク」との
 関連では、シカやクマなどにはマイナス面があり、駆除も行われる。人間の生活圏内にこうした動物
 が出てこないようにするのも工夫のひとつ。

・流域の各自治体のまちづくりにおける札内川の位置づけをもとに議論したい。

・札内川には数千万年の歴史があるので、その知見を議論するためのベースとしたい。また、札内川
 の川づくりにおける成功した事例や負の課題について、共有して川づくりの基礎としたい。

・戸蔦別川の河床状況や札内川ダムの効果や影響についても知識を共有して考えていきたい。

・淵で子どもが泳ぎ、その横で釣りやキャンプ、というように、自然に人が集まるのがきれいな川のイ
 メージ。現在の札内川は、水量が不安定、下流部では臭いがあり、あちこちに構造物があり流木も
 引っかかって危ない。あまり魅力のない川に感じる。札内川の現状にわからないことが多いので、懇
 談会で勉強したい。

・札内川が川としての十全な機能を取り戻せるようなことを長いスパンで考えなければいけない。千代
 田堰堤には魚道を造り、横断構造物を見直す等、生態系や土砂を運ぶ機能のつながりを取り戻した
 い。また、かつてピョウタンの滝にいたシマフクロウは魚を食べていたので、魚の行き来を可能にして
 その周辺に生息環境を復活させるようなイメージを、目指すものとして持っておきたい。

・中札内村はイベントやフォトコンテストを通じて「札内川との関わり」をもっている。かつては河原で焼
 肉やカヌーレース大会もしていた。札内川では、ケショウヤナギの保全や野生動物による被害への
 対策が必要であり、総合運動公園周辺の拠点化や周辺施設とのつながりによる観光活用への期待
 がある。また、伐採木の家畜敷料への利用などで、産業への貢献も札内川を通じて出来れば良い。

・イトウ、サケ、カラフトマス、サクラマスなど、魚の特性に河川が合っているかどうかが重要なポイン
 ト。

・6月期のダム放流時に、中州が沈没するとチドリ類の繁殖に影響があるのではないか。

・河川水辺の国勢調査の鳥類の結果以外にも補強できる資料を提供したい。チドリ類に関しては、感
 覚的に減っていると感じている。数年前の調査結果をもとに同様の調査を実施すれば比較検討でき
 ると思う。

・ケショウヤナギに関して、ダム放流等の礫河原再生状況を見てみたい。また、ダムの放流時におけ
 る河川内の安全面を充分注意すべき。

・「利用・観光」については自転車道をつなげる提案をしたい。十勝の自然景観は、広い十勝平野・日
 高山脈・広大な十勝川や清流札内川であり十勝の財産。周辺のガーデン・飲食スポット・自然公園・
 シーニック拠点をつなぐ自転車道で自然を肌に感じられる。

・自転車道がつながれば、河川敷利用につながり、ゴミ投棄防止にもつながるだろう。

・帯広市の自転車道ネットワークは、市民主導による勉強段階のもの。こうした自転車道がつながると
 素敵であり、十勝全体に広がるとゴミも減るだろう。

・罰金などの強制的手段によるゴミ減量を図るのではなく市民との協働でゴミの無い十勝をつくらない
 と、観光客はやってこない。

・以前に実施した環境、安全教育に関するアンケートによると、川は年に1回家族で利用し、目的は焼
 き肉と釣り。川に行くと環境についての意識は向上するが、水の中に入らないと十分ではない。安全
 についてもゴミ問題についても、教育が必要。今は他に人がいてもゴミを置いていく人がいて、川に
 行く人が増えるとゴミが増える可能性があり、モラルを教育する必要がある。

・安全については川での教育が一番良いが、指導員の養成が難しい。ボランティア養成プログラムを
 作っており、(1)子どもだけで川に行かない、(2)ライフジャケットをつける、(3)浅い川でも危険、
 という認識を広げたい。

・中札内村には札内川の源流がある。釣り・ピクニックなど、家族単位の訪問がある。

・昔はもっと木がある川だったのではないか。山肌が荒れ、一気に水が流れることで河原が広がって
 いたが、違う経過でまた昔の姿に戻ったのではないか。

・大半は親しめる川になったと思う。昔は河原で焼き肉をしたが、今の子どもは「川は危ない」と教わ
 り、一方で都会の年配者が山など自然にあこがれを持つ。そんな中で地元の人が河川利用から置い
 てけぼりになっている。

・川は常に動く。そして危険でもあり親しみもある。親しめる場を作れば、「楽しかった」というかつての
 想いをつなげていけるのではないか。

・現在の川は、川というより水路。川幅がほとんど均一のまま曲がりくねっている。川には本来、草など
 があって自然の浄化作用を持っている。

・ダムの放流に合わせて、札内川を実験水路と考え、護岸の効果などを教育に結びつけたい。
 

まとめ

・今後、更に細かくポイントを深め、自由で積極的な意見交換をしていきたい。

今後の予定について

・第3回札内川懇談会は、平成24年7月下旬頃に、現地見学会を開催する予定。

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