自然にやさしい川づくり|幌延河川事務所
ページ内目次
自然にやさしい川づくり
近年、川の環境が変化している中、環境の回復と保全に向けた取り組みを進めています。
魚にやさしい川
川の中に段差があると魚などが登れないため、勾配を緩やかにして魚たちが川を登れるようにしています。これを、魚道と言います。
渡り鳥にやさしい川
天塩川の河口周辺と振老旧川(ふらおいきゅうせん)は、ガンカモ類、オジロワシなどの渡り鳥の憩いの場です。
真水と海水が混在している場所(汽水域<きすいいき>)は、ガンカモ類やオジロワシなどの渡り鳥にとって、エサが豊富です。その環境の回復に努めています。
- 汽水域の浅場はカモ類のエサが豊富
- 餌を食べるカモ類を襲う
- 河岸の浅場でサケなどの死骸を捕らえて食べる
ラムサール条約登録を目指して
ラムサール条約とは
国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進することを目的とした条約です。
国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進することを目的とした条約です。
-
オオヒシクイ
国指定天然記念物 環境省レッドリスト:準絶滅危惧種
-
イトウ
国指定天然記念物 環境省レッドリスト:絶滅危惧種
条約地になると
- 「国際的に重要な湿地」として国内外から注目され、学校教育や地域の生涯学習、あるいはレクリエーションや観光の対象として注目・活用されます。
- 地域の水産物、農産物に、ラムサール・ブランドという付加価値が付くことが期待されます。
- ラムサール条約は各締約国に、それぞれの国内法によって条約湿地を保全し、管理することを求めています。そのためラムサール条約湿地となることで新たな規制は発生しません。
ラムサール条約の候補地
天塩川流域にも、振老旧川(ふらおいきゅうせん)というラムサール条約の候補地があります。