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天塩川ってどんな川?|幌延河川事務所

天塩川ってどんな川?

北海道北部から日本海に注ぐ北海道遺産にも認定された一級河川。 

特徴・産業

天塩川は、士別市から天塩町にかけて流れる、本流の長さ256 キロメートルに及ぶ全国第4位(北海道第2位)の川です。北見山地の天塩岳を水源とし、北へ向かって流れている川で、名寄川、問寒別川等の支川と合流し、天塩町において日本海に注いでいます。天塩川流域は、美しい渓谷美を見せる上流部、山間を流れる中流部、蛇行の著しい下流部に分けられます。 
  • 特徴・産業
名前の由来は、アイヌ語の「テッシ・オ・ペッ」(梁(ヤナ)のような岩が多い川)と呼ばれており、独特の景観を持つ天塩川は、平成16年に北海道遺産に登録されました。天塩川流域での産業は、上・中流部では稲作や畑作が盛んで下流部では畑作や酪農が営まれています。また、河口近くではサケ・マス漁のほか、「蝦夷(エゾ)の三絶(絶品)」の1つであるヤマトシジミ漁が盛んです。 
  • 川の名の由来「テッシ」 川の名の由来「テッシ」
  • 特産品「天塩のしじみ」 特産品「天塩のしじみ」

自然・環境

天塩川は、手付かずの豊かな自然が多く、動物では、天然記念物のオジロワシ、オオヒシクイ等の渡り鳥が飛来し、釣り人から人気の高い幻の魚イトウの聖地とも言われてます。植物では、エゾカンゾウやハマナスなどの花が色鮮やかに咲き誇っています。天塩川の支川であるサロベツ川の流域一帯に広がるサロベツ湿原は、利尻礼文サロベツ国立公園に指定され、大小の沼地、野鳥やエゾカンゾウをはじめとする約100種類以上の花々が見られるなど多くの観光客が訪れます。 
  • オジロワシ オジロワシ
  • イトウ イトウ
  • エゾカンゾウ エゾカンゾウ

利用・景観

天塩川は河口から158キロメートルまでの区間は、川を横切る障害物がないことから、カヌーの適地としても知られ、上流から河口までの間を下るカヌーツーリング大会「ダウン・ザ・テッシ-オ-ペッ」が開催されています。また、河口部にある沼を利用した鏡沼しじみまつり、原生植物の散策道等の鏡沼海浜公園や天塩川最下流部に天塩川河川公園が整備されています。そこから見える日本海に浮かぶ利尻富士と、様々な色に変化する夕陽の景観は、訪れた人の目を楽しませています。 
  • 天塩川カヌーツーリング大会 天塩川カヌーツーリング大会
  • 鏡沼しじみまつり 鏡沼しじみまつり
  • 天塩川河川公園からの夕日 天塩川河川公園からの夕日

松浦武四郎

(松浦武四郎記念館所蔵)
(松浦武四郎記念館所蔵)
探検家である武四郎は、江戸時代の末期に伊勢国一志郡須川村(現在の三重県松阪市小野江町)に生まれました。17歳から本格的に日本全国各地を巡る旅に出ています。そして、安政四年(1857年)6月、40歳の時に幕府の命で、未開の地であった天塩川の調査のため、蝦夷地(エゾチ)に渡りました。蝦夷地から戻った後は、調査した経験をもとに、紀行本である「天塩日誌」を手がけています。
武四郎は、天塩川河口からアイヌの人たちと天塩川を辿り、24日間を費やして調査をしました。その調査では、多くの困難と共に豊かな自然や、アイヌ文化に触れながらの壮大なものでした。
また、彼は北海道の名付け親としても知られており、2018年で生誕200年を迎えます。 

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お問合せ先

幌延河川事務所

  • 住所:天塩郡幌延町字幌延153-2
  • 電話番号:01632-5-1231

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