明治43年頃-治水事業2【札幌開発建設部】治水100年
石狩川流域誌
明治43年頃(明治43年~昭和34年頃) 2治水事業
湿地を農地や市街地にするために
『北海道治水調査会』の10年におよぶ調査にもとづいた、石狩川の治水計画『石狩川治水計画調査報文』がまとめら れた。明治43年に『石狩川治水事務所(現在の石狩川開発建設部)』の開設とともに、北海道初となる本格的な治水 事業がはじまった。
石狩川改修は、曲がりくねった箇所(蛇行・だこう)を真っ直ぐにして、流れを良くするショートカット(捷水路や新水路)が進められることになり、第一次世界大戦の好況を受けて、大正7年から工事がはじまった。その間、戦争や不況で中断されることもあったが、昭和44年までの間に計29箇所の捷水路が完成し、現在の石狩川の骨格を形成した。
こうして石狩川の洪水は短時間で海に流れるようになり、低平湿地帯の土地を乾燥させ、農地や市街地に利用できるようになった。この工事で、石狩川の長さは約60キロメートルも短くなった。
石狩川改修は、曲がりくねった箇所(蛇行・だこう)を真っ直ぐにして、流れを良くするショートカット(捷水路や新水路)が進められることになり、第一次世界大戦の好況を受けて、大正7年から工事がはじまった。その間、戦争や不況で中断されることもあったが、昭和44年までの間に計29箇所の捷水路が完成し、現在の石狩川の骨格を形成した。
こうして石狩川の洪水は短時間で海に流れるようになり、低平湿地帯の土地を乾燥させ、農地や市街地に利用できるようになった。この工事で、石狩川の長さは約60キロメートルも短くなった。