昭和35年頃-土地利用4【札幌開発建設部】治水100年
石狩川流域誌
昭和35年頃(昭和35年~昭和54年頃) 3土地利用(農業・市街地)
農業王国を支える石狩川と水系の水
ダムの中でも最多の農業ダム
北海道で最初に建設されたダムは、大正2年に竣功した旭川市の『東桜岡第1ダム』で、かんがい用水などを農地に送るための農業ダムだ。1930年代までは「ため池」から取水していたが、戦後になって農業ダムの建設が再開されると、多目的ダム『桂沢ダム(昭和32年竣功)』の登場まで建設はつづいた。
夕張川下流の水田地帯では、上流の相次ぐ炭田開発で川の水が多量に使われ、渇水被害が連続した。くわえて、戦後の緊急開拓で幌向原野に入植が進み、かんがい用水が必要とされたため、夕張川上流に農業ダムをつくることになった。昭和37年に栗山町と由仁町境に「川端ダム」が、夕張市に「大夕張ダム」が竣功した(現在、夕張シュ—パロダムを建設中)。
農業王国・北海道では、ダムの中でも農業ダムが最多を占める。
*参考資料/北海道土木局河川課「北海道のダム建設の経緯」、北海土地改良区八十年史より
夕張川下流の水田地帯では、上流の相次ぐ炭田開発で川の水が多量に使われ、渇水被害が連続した。くわえて、戦後の緊急開拓で幌向原野に入植が進み、かんがい用水が必要とされたため、夕張川上流に農業ダムをつくることになった。昭和37年に栗山町と由仁町境に「川端ダム」が、夕張市に「大夕張ダム」が竣功した(現在、夕張シュ—パロダムを建設中)。
農業王国・北海道では、ダムの中でも農業ダムが最多を占める。
*参考資料/北海道土木局河川課「北海道のダム建設の経緯」、北海土地改良区八十年史より