自然再生のとりくみ
自然再生のとりくみ
自然再生の必要性
当別地区では、河川改修や土地利用の進展に伴って河岸形状が単調化し、湿地・草地環境や樹林環境が減少してきました。これによって生物の生息環境が減少してきたものと考えられます。
現在は改修も完了し、治水上の安全性が確保され、周辺地域の発展に大きく寄与してきましたが、かつての自然条件と大きく異なった環境となったため、自然の回復力のみでは環境が維持できない状況にあると考えられます。従って、現在の社会条件を維持しながら、良好な河川環境を形成し、多様な生物の生息環境を提供していくことが急務となっています。
また、こうした自然再生を進めることによって地域に新しい価値を創造し、地域社会へ貢献していくことも重要であると考えられます。
現在は改修も完了し、治水上の安全性が確保され、周辺地域の発展に大きく寄与してきましたが、かつての自然条件と大きく異なった環境となったため、自然の回復力のみでは環境が維持できない状況にあると考えられます。従って、現在の社会条件を維持しながら、良好な河川環境を形成し、多様な生物の生息環境を提供していくことが急務となっています。
また、こうした自然再生を進めることによって地域に新しい価値を創造し、地域社会へ貢献していくことも重要であると考えられます。
石狩川流域の変遷
自然再生計画
かつて石狩川の周辺には、大小様々な湖沼や広い草原からなる湿地帯が広がっていました。川の流れは変化に富み、河岸には樹林があり、そこは「水と生きものの郷」でした。
当別地区では、河岸の整備、植樹の推進、湿地や水面の復元を通じて、かつてあった多様な環境を取り戻し、様々な動植物が生育する「水と生きものの郷」を再生することを目指しています。
当別地区では、河岸の整備、植樹の推進、湿地や水面の復元を通じて、かつてあった多様な環境を取り戻し、様々な動植物が生育する「水と生きものの郷」を再生することを目指しています。
この取組は、 専門家、地域住民、NPO等、地域と連携して行っています。
- ワークショップ
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調査活動
(カラカネイトトンボを守る会HPより)
- 植樹活動
下記のリンクから、詳しい内容をご覧いただけます。
整備状況
基盤整備後、時間の経過とともに植生が再生し、多くの動物が戻ってきています。
河岸環境
湿地・草地
植林環境
ヤナギの自然林が増加している中で、過去に周辺地域で生育していた多様な林相へ遷移させるための取り組みを行っており、現状はケヤマハンノキなど成長の早い樹種が若い樹林を形成しつつあります。
目標とする樹林への遷移は時間を要することから、今後の推移を見守る必要があります。
目標とする樹林への遷移は時間を要することから、今後の推移を見守る必要があります。