砂川遊水地とは
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砂川遊水地とは
砂川遊水地は石狩川中流、砂川市に位置しています。かつては大雨が降るたびに氾濫を繰り返してきた石狩川の洪水を防ぐため、石狩川のショートカット工事によって生まれた蛇行跡を活用して昭和62年から建設が始まり、平成7年に完成しました。
ふだんは様々なウォーターレジャーも楽しめる憩いの水辺空間として利用されています。
ふだんは様々なウォーターレジャーも楽しめる憩いの水辺空間として利用されています。
砂川遊水地のしくみ
大雨などが降った際、石狩川に一時に多くの水が流れると、下流では堤防から水があふれるなど、大きな洪水被害が生じてしまいます。こうした被害を防ぐため、砂川遊水地は石狩川の水を一時的に貯留する役割を持っていて、これにより下流の水位を下げ、安全に水を流すことができるのです。
通常時
ふだんの砂川遊水地は砂川オアシスパークとして地域の人々に親しまれる水辺の遊び場となっています。広い湖面を利用し、カヌーやヨットなどウォータースポーツが盛んに行われています。
洪水時
大雨などで石狩川が氾濫する恐れが生じると、洪水は上流側の越流堤から遊水地へと流れこみます。これにより、下流に流れる水の量を調節するため、氾濫の危険少なくすることができるのです。遊水地に貯めた水は洪水の危険が去った後、排水門から少しずつ流します。
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砂川遊水地断面図(平常時)
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砂川遊水地断面図(洪水時)
【洪水時、水を遊水地に貯める事によって流域の地域の安全を守り、洪水を緩和します。】
項目 | 諸元 | 項目 | 諸元 |
位置 | KP85.0+100~KP86.5+150 | 計画築堤高 | EL26.15m |
面積 | A=1.8km² | 計画高水位 | HWL24.15m |
囲繞堤延長 | L=1,800m | 越流堤敷高 | EL21.65m(HWL-2.50m) |
周囲堤延長 | L=3,800m | 越流堤敷幅 | B=70.00m |
計画洪水調節容量 | L=1,050万m³ | 計画高水敷高 | EL19.42m |
計画河床高 | EL12.37m |
バイパス水路のしくみ
遊水地に流入するパンケ歌志内川、ペンケスナ川は水中に含まれる窒
素、リンの量が多く、直接注ぎ込むと遊水地の水質が悪化する可能性
があります。 そこで、両河川の水は遊水地内と分離したバイパス水路
を経由し、石狩川に直接流しています。
素、リンの量が多く、直接注ぎ込むと遊水地の水質が悪化する可能性
があります。 そこで、両河川の水は遊水地内と分離したバイパス水路
を経由し、石狩川に直接流しています。
バイパス水路図
バイパス水路では、植物の働きによって水中の窒素、リンを吸収・吸
着・沈殿させるよう工夫されていて、石狩川の水質にできるだけ影響を
与えないようにしています。
着・沈殿させるよう工夫されていて、石狩川の水質にできるだけ影響を
与えないようにしています。