昭和56年の洪水
昭和56年の洪水 ~観測史上最大規模の被害~
夕張川流域は泥炭低湿地にあるため、開拓以来幾度となく洪水被害を受けてきました。なかでも、昭和56年8月3日から6日にかけて寒冷前線によりもたらされた大雨に台風12号が重なって発生した洪水は観測史上最大規模のもので、全道的に総雨量が400mmを越える地域が続出し、特に石狩川流域の災害規模は大きいものでした。夕張地区では土砂崩れによって孤立した集落もあり、石狩川流域全体での被害家屋は22,500戸、氾濫面積は614キロメートル2にのぼりました。被害総額は、現在の額でおよそ1,150億円と推計されています。
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石狩川・夕張川合流点
江別大橋付近
- 石狩川・夕張川合流点付近
- 江別市街の床上浸水状況