6.十分な水道水を確保せよ - ダムを造る(利水工事3)1
6.十分な水道水を確保せよーダムを造る(利水工事3)(1)
(1) もっとたくさんおいしい水を
かつて十勝では、大多数が井戸水や沢水などを利用していましたが、昭和28年(1953)に帯広市に稲田浄水場ができるなど、各地に水道設備ができていきました。
その後産業が発展していき、また生活も豊かになって水洗トイレが広まるなどして、さらに水が必要となりました。
そんな中で、雨が少なくなれば水不足になり、水道の水が止まってしまいます。そうなると、暮らしは成り立ちません。
そこで、中札内村の札内川上流から、中札内村、更別村、帯広市、芽室町、幕別町、音更町、池田町に水道水を引くという計画ができました。
その後産業が発展していき、また生活も豊かになって水洗トイレが広まるなどして、さらに水が必要となりました。
そんな中で、雨が少なくなれば水不足になり、水道の水が止まってしまいます。そうなると、暮らしは成り立ちません。
そこで、中札内村の札内川上流から、中札内村、更別村、帯広市、芽室町、幕別町、音更町、池田町に水道水を引くという計画ができました。
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(2) 水をたくさんためる仕組み…ダム
7つの市町村。全員の分ではないのですが、大量の水が必要です。しかも雨が降って水が多い時だけではなく、いつでも水が使えるようにしなけれればなりません。
そこで、札内川上流に造られるダム=札内川ダムにためる水を、水道用にも使うことになりました。
この札内川ダムの工事は昭和63年(1988)に始まり、8年をかけ、平成8年(1996)に完成しました。テストをした後、平成9年(1997)12月より働いています。
そこで、札内川上流に造られるダム=札内川ダムにためる水を、水道用にも使うことになりました。
この札内川ダムの工事は昭和63年(1988)に始まり、8年をかけ、平成8年(1996)に完成しました。テストをした後、平成9年(1997)12月より働いています。
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土や岩をほったりけずったりする。右下にパワーショベルが見える。 写真 「十勝川写真で綴る変遷」より |
かなりダム本体ができてきた札内川ダム(平成7年)。完成後の高さは114m。 | 完成後の札内川ダム。 | 札内川ダムにためられた水。ダムにためることのできる水の量は、5千400万m3 =帯広市役所で約900杯分。 |