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明治43年頃-産業2【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌

明治43年頃(明治43年~昭和34年頃) 5産業

  • タイトル

戦中戦後の乱伐

戦時下の軍需利用と乱伐
道内の木材は、製材工場と製紙工場に多く消費されていた。日中戦争に入ると軍需品が必要になり、国は総力をあげて生産確保を進め、工業は未曾有の発展をとげた。北海道でも製紙工場が拡大され、人造繊維用パルプの自給を目指して、昭和15年に『国策パルプ工業旭川工場』が操業した。当時としては国内最大のパルプ生産能力を誇り、全国需要の二割を供給できる規模だった(現在の日本製紙)。
昭和14年頃からは、エゾマツなど道産材は飛行機や艦船の用材として使われた。太平洋戦争末期には、鉄鋼やジェラルミンなどが不足し、木造の船と飛行機が多くなった。『王子製紙江別工場』は、木製飛行機の製作工場に転用された。また、飛行機補助燃料にトドマツ等の針葉樹の根からとる「松根油」が奨励され、道内の森林は乱伐された。
*参考資料/新北海道史第一巻概説より
  • 王子製紙苫小牧工場(北海道大学附属図書館蔵)
石炭の代わりの燃料に
戦後1~2年で峠を越した食料不足に対して、石炭不足は昭和24年頃までつづき、道民の冬の暮らしを圧迫した。
札幌市では、市民の陳情が殺到したため、石炭に代わる燃料として、薪(まき)の確保につとめた。定山渓の奥の薄別地域や、千歳市周辺の国有林や民有林を買い取り、薪にして市民に配った。民間では、泥炭地域の泥炭を掘り起こして乾燥させた、泥炭燃料の『草炭』が販売され、『泥炭ストーブ』もよく売れた。
*参考資料/新北海道史第六巻通説五より
  • 素材用途別生産量の推移
  • 北海道の所有主体別森林伐採量

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