現在-治水事業1【札幌開発建設部】治水100年
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石狩川流域誌
現在(平成9年~現在まで) 2治水事業
環境を意識した治水へ
昭和56年洪水を安全に流す
現在、石狩川の河川整備は、昭和56年洪水の降雨で発生する洪水流量(目標流量)を安全に流すことを目標に、江別市にある『石狩大橋地点』の目標流量を14,400m3/秒とし、堤防の強化やこれまで整備した8つの多目的ダムと『砂川遊水地』に加え、『夕張シューパロダム』『新桂沢ダム』『三笠ぽんぺつダム』、中流部の遊水地などを整備する。
また最近多発している、限られた地域に集中的に降る「集中豪雨(局地的大雨)」といった、地球温暖 化による気候変動が原因と思われる、新たな洪水への対策も求められている。
また最近多発している、限られた地域に集中的に降る「集中豪雨(局地的大雨)」といった、地球温暖 化による気候変動が原因と思われる、新たな洪水への対策も求められている。
千歳川の治水対策
千歳川は昭和11年に『夕張川新水路』の完成で夕張川が切り離され、昭和初期には中流部のショートカット工事が行われた。そして昭和56年洪水を契機に、抜本的な治水対策として「千歳川放水路事業」が計画決定された。しかし、関係者の理解が得られないなど、平成11年に中止に至った。
その後「千歳川流域治水対策全体計画検討委員会」の提言にもとづき、堤防の整備と、千歳川本支川に分散して遊水地群を整備する、新たな治水対策が進められている。
その後「千歳川流域治水対策全体計画検討委員会」の提言にもとづき、堤防の整備と、千歳川本支川に分散して遊水地群を整備する、新たな治水対策が進められている。
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シューパロダムの建設が進む、大夕張ダムとシューパロ湖(石狩川開発建設部蔵)
