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開拓初期:豊平川流域-概要1【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌 支川編

開拓初期(明治初期~明治42年頃) 豊平川流域 概要

  • タイトル
  • 明治の豊平川流域図 明治の豊平川流域図
豊平川の河川概要
札幌と千歳の境にそびえる小漁山(こいざりやま・1,235m)をはじまりに、豊平川は支笏洞爺国立公園内の切り立った断崖と森の渓谷、豊平峡を下り、定山渓温泉で東にむかう。藻岩付近から流れを北に変え、真駒内川を合流した辺りから扇状地をつくる。この「豊平川扇状地」の上に発展した札幌市街を、豊平川は急こう配で貫流した後、雁来付近からゆるやかな流れになって月寒川や厚別川を合流し、北部で石狩川に合流する。長さ72.5km、流域面積902km2。むかしの豊平川は、札幌の中心付近で流れを北に転じ、伏籠川の川筋をたどって篠路で石狩川に合流していたという。江戸時代後期の洪水で流れは東に変わった。また扇状地では、流路はいく筋にも分流していた。その一つが、創成川の上流・鴨々川である。
*参考資料/豊平川河川整備計画、新札幌市史

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