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昭和55年頃:豊平川流域-暮らし・社会【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌 支川編

昭和55年頃(昭和55年~平成8年頃) 豊平川流域 暮らし・社会

  • タイトル

〈この時代のおもな出来事など〉

茨戸川の中洲につくられたパークゴルフコース
茨戸川の中洲につくられたパークゴルフコース
バブル景気にわいた時代、茨戸川のほとりに温泉、プール、ホテルなどを備えたリゾート施設が開発された。茨戸川が持つ豊かな河川空間は、リゾートに必要な非日常性を備え、今も人気はたえない。しかしバブルの崩壊で、道内最大の「北海道拓殖銀行」はじめ大型倒産が相次ぎ、札幌は活気を失った。そんななか、「札幌芸術の森」や「モエレ沼公園」が造成され、「YOSAKOIソーラン祭り」がはじまった。そして最新鋭のドームとプロサッカーチームの誕生が、市民を元気づけることになる。

イサム・ノグチとモエレ沼

モエレ沼公園は、世界的な彫刻家イサム・ノグチの最後の作品として知られる。
札幌市はノグチにプロデュースしてもらう公園候補地を数ヵ所用意し、唯一興味を示したのがモエレ沼に囲まれたゴミ処分場だった。「人間が傷つけた場所をよみがえらせたい」と、ノグチは昭和63年に基本計画を作成したが、同年12月にこの世を去ってしまった。意志を継いだ人々により、没後16年後に「モエレ沼公園」はオープンした。
広大な園内には高さ30mのプレイマウンテン・ガラスのピラミッドなど、施設全体をひとつの彫刻とみなした、ノグチの壮大な夢は形になった。公園を囲むように水を湛えるモエレ沼(篠路新川)は豊平川の河跡湖で、伏籠川流域総合治水事業のなかで遊水地として整備されたものでもある。2002年度グッドデザイン大賞を受賞。
*参考資料/モエレ沼公園など
  • モエレ沼とガラスのピラミッド モエレ沼とガラスのピラミッド

夢のドームスタジアム

平成4年、札幌市は「2002FIFAワールドカップ」の開催候補地に名乗りをあげ、8年には野球やサッカーなど多目的に利用できるドームスタジアムの建設が正式決定した。羊ヶ丘展望台に隣接する北海道農業試験場の跡地に、世界初となる、サッカーグラウンドをのせたステージを空気圧で浮かせてドーム内に出し入れできる方式の札幌ドームが、平成13年に完成した。
プロサッカーチーム「コンサドーレ札幌」の本拠地で、16年からはプロ野球パシフィックリーグ「北海道日本ハムファイターズ」が本拠地を北海道に移した。世界に誇る施設は、道民の誇りや郷土愛を育む名所になった。
  • 羊が丘展望台と札幌ドーム 羊が丘展望台と札幌ドーム

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