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昭和55年頃:豊平川流域-土地利用2【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌 支川編

昭和55年頃(昭和55年~平成8年頃) 豊平川流域 土地利用

  • タイトル

〈この時代の農業の状況〉

清田区有明のホウレン草の出荷作業
清田区有明のホウレン草の出荷作業

(札幌市文化資料室所蔵)

都市化とともに、農家戸数と農地は減少をつづけ、さらに輸送手段の進歩で道内各地のみならず、本州の農作物が札幌に入ってくるように。また、大型スーパーの進出で大量取引が中心になるなど、農産物の流通市場は大きく変わり、札幌という大消費地内の生産地という有利性を失いつつあった。
しかし、札幌農業は健在だ。歴史深いタマネギ栽培は、中国産などに押されつつ、関東はじめ全国に移出され、丘珠地区から篠路地区の伏籠川流域と、白石の東米里地区の旧豊平川流域が産地だ。道内有数の生産量を誇るレタスは、北区の太平・篠路・茨戸地区を中心に作付され高品質の評価を受けている。ホウレンソウはおもに南区の滝野・常盤地区、清田区の真栄・有明地区で作付され、コマツナは丘珠地区のタマネギ育苗ハウスの有効利用として、昭和62年から生産がはじめられた。現在は丘珠地区のほか藤野地区や西区の小別沢地区で生産され、堂々、全道1位の生産量を誇る。リンゴなどの果樹栽培は、藤野地区から小金湯地区までの豊平川上流沿いに集中している。
また米づくりの歴史も消えてはいない。北区の篠路地区と南区の藤野・簾舞(みすまい)地区を中心に、今もつづけられている。
*参考資料/新札幌市史、札幌市・さっぽろの農業など

札幌農業を体験できるテーマパーク

都市と農業をつなぐ田園テーマパーク・札幌市農業体験交流施設「サッポロさとらんど」が、東区の丘珠地区に平成7年にオープンした。広大な園内には、まずサツラクの牛乳工場があり(ミルクの郷)、牛乳や乳製品の製造工程や、牛舎を見学できる。サツラクは明治28年に発足した、北海道初の民間酪農団体「札幌牛乳搾取業組合」が母体で、サツラクとともに雪印乳業もここから出発した。
ほかにも馬や羊などとふれあう牧場や、市民農園、四季折々の花やハーブが香るガーデンなど、今の札幌農業をまるごと体験できる施設だ。また隣接する「モエレ沼公園」とともに、今や札幌観光も担うスポットだ。
*参考資料/札幌市・ようこそさっぽろ、サツラク農協「沿革・歩み」など
  • さとらんどの園内を走るSLバス さとらんどの園内を走るSLバス

    (札幌広域圏組合・札幌市蔵)

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