41 昭和50年洪水激甚災害対策特別緊急事業【札幌開発建設部】治水100年
石狩川治水に係わる主な事業
41 昭和50年洪水激甚災害対策特別緊急事業
わが国初の激甚災害に採択される
「激甚災害対策特別緊急事業」通称・激特事業は、洪水や高潮など激甚な被害を被った河川について、おおむね5カ年で浸水による被害を軽減するための河川事業を、重点的に実施する事業のこと。
昭和50年洪水では、石狩川と支川で洪水が堤防から溢れ(溢水)、堤防がきれ(破堤)、石狩川流域は大変な被害を受けた。このため石狩川の美唄川合流点から夕張川合流点間が、わが国初の激特事業に採択され災害復旧が行われた。計画高水位より0.5m高い堤防の盛土、河道掘削や護岸工事等の抜本的な改修が実施された。堤防では、泥炭の軟弱地盤地帯に盛土するための基礎処理として、パイルネット工法が開発された。
《指定区域と整備概要》
石狩川左岸(夕張川合流点~美唄川合流点)/一部基盤処理を併用し、暫定築堤と浚渫を促進
旧美唄川(第1幹川、第2幹川、2号川、ビバイイクシュンベツ川含む)/基盤処理を併用し暫定築堤を促進、流水の阻害になる橋の架け替えを促進
幌向川(清真布川、加茂川、最上川含む)/基盤処理を併用し暫定築堤を促進、支障物件(市道ほか)や橋の架け替えを促進
昭和50年洪水では、石狩川と支川で洪水が堤防から溢れ(溢水)、堤防がきれ(破堤)、石狩川流域は大変な被害を受けた。このため石狩川の美唄川合流点から夕張川合流点間が、わが国初の激特事業に採択され災害復旧が行われた。計画高水位より0.5m高い堤防の盛土、河道掘削や護岸工事等の抜本的な改修が実施された。堤防では、泥炭の軟弱地盤地帯に盛土するための基礎処理として、パイルネット工法が開発された。
《指定区域と整備概要》
石狩川左岸(夕張川合流点~美唄川合流点)/一部基盤処理を併用し、暫定築堤と浚渫を促進
旧美唄川(第1幹川、第2幹川、2号川、ビバイイクシュンベツ川含む)/基盤処理を併用し暫定築堤を促進、流水の阻害になる橋の架け替えを促進
幌向川(清真布川、加茂川、最上川含む)/基盤処理を併用し暫定築堤を促進、支障物件(市道ほか)や橋の架け替えを促進
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豊幌築堤溢水氾濫状況
(「昭和50年洪水報告書」より)
昭和35年頃
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パイルネット工法
(パイルネット協会蔵)
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清真布川と幌向川の合流点
(北海道開発局蔵)