洪水調節
大規模な雨が降ると、下流へ大量の水が流れ込むため、川の水があふれ洪水がおこる怖れがあります。そうならないための大切なダムの役割が「洪水調節」です。川の上流から流れてくる水を一時的にダムに貯め、下流へ流す水量を減らし、洪水がおこらないようにします。
川の氾濫をふせぐ
夕張シューパロダムでは、100年に一度発生するような大規模な大雨(3日間で300ミリメートルの降雨量)が降っても、下流に流す水の量をおよそ1/3に抑えることにより、夕張川・石狩川の下流域約200万人の暮らしを洪水から守ります。 下図の青で示されているのは、夕張シューパロダムの洪水調節により、被害を減らすことのできる範囲です。
夕張川で起きた数々の洪水被害。昭和56年8月には観測史上最大の被害が、また平成10年9月には床上床下浸水29棟、平成13年9月には12棟と、近年においても被害を被っています。それを二度と繰り返さないためにも、大量の雨が降ったときは、ダムで貯え、一度に大量の水が下流に流れることを防ぎます。
この機能により、夕張川流域はもちろんの事、さらに下流の石狩川流域に対しても効果を発揮します。
この機能により、夕張川流域はもちろんの事、さらに下流の石狩川流域に対しても効果を発揮します。