十勝川洪水年表(平成5年1月 釧路沖地震)
釧路沖地震
[平成5年1月15日20時6分42秒]
釧路震度6の烈震 十勝震度5の強震!
M(マグニチュード)7.8
被害状況
この地震は、M7.9を記録した関東大震災に匹敵し、津波の発生で104人の死者を出した昭和58年の日本海中部地震を上回る規模となった。震度5を記録した十勝管内でも、各方面に多大な被害が生じた。
十勝川では、堤防が3m近く陥没破壊した中流の統内築堤をはじめ、幌岡、旅来、トイトッキ等で法すべり、陥没、縦横断亀裂、噴砂等の被害が生じ、また、支川の利別川、牛首別川、浦幌川、下頃辺川の堤防でも広範囲にわたり、法すべり、陥没、縦横断亀裂等の被害が発生した。
被災規模は堤防20個所、延長9,621mで十勝川水系における地震被害の最大のものとなった。
十勝川水系災害個所と災害概要
- 美加登地先・・175m縦横断亀裂
- 様舞地先・・8m横断亀裂
- 統内地先・・1,501m縦横断亀裂、陥没、法すべり、噴砂
- 札作別地先・・115m縦横断亀裂
- 農野牛橋上流左岸地先・・625m縦横断亀裂、一部噴砂
- 下農野牛橋地先・・699m縦横断亀裂、一部噴砂
- 農野牛橋上流右岸地先・・625m縦横断亀裂、一部噴砂
- 幌岡地先(1~7)・・4,071mの間の7個所にわたり縦横亀裂・一部法すべり・噴砂
- 安骨地先・・41m縦断亀裂・一部陥砂・噴砂
- 旅来地先・・774m縦横断亀裂・一部陥砂
- 豊稔橋上流地先・・100m縦横断亀裂・一部法すべり
- トイトッキ地先・・520m縦横断亀裂・一部陥砂
- 浦幌太地先・・284m縦横断亀裂
- 幕別町統内地先築堤天端没状況全景(十勝川右岸KP32キロメートル付近)
- 統内地先築堤の噴砂状況