札幌市内における冬期歩行者転倒防止をめざす社会実験 / 取り組みによる救急搬送者数の減少について
ページ内目次
今後の展開・持続性について
取り組みによる救急搬送者数の減少について
今冬期を含めた過去10 年の12 月から1 月の転倒による救急搬送者数(以下、転倒事故)を図-Nに示す。 転倒事故データは札幌市消防局の集計したもので、今冬期のデータは速報値である。
今冬期の転倒事故は367 件で昨年の445 件を約80 件以上下回り、一昨年より約40 件多い状況であった。
過去10 年の12 月から1 月の転倒事故は2004 年冬期(平成16 年度)が605 件で最も多く、その後は振幅しながら減少傾向にある。
参考に12 月から1 月の札幌管区気象台における降雪量及び平均気温を図-O に示す。今冬期の降雪量は252センチメートル で昨年の215センチメートル より多いが、平均気温が1℃以上低い状況下で転倒事故は昨年より80 件以上少なくなっている。
転倒事故は気象要因のほか、歩行環境や人為的な要因も複雑に絡むことから、次年度以降もこの取り組みを継続して行っていくとともに、長期的な視点で転倒事故の経過を観察し、取組みによる効果を検証していく必要があると考えられる。
今冬期の転倒事故は367 件で昨年の445 件を約80 件以上下回り、一昨年より約40 件多い状況であった。
過去10 年の12 月から1 月の転倒事故は2004 年冬期(平成16 年度)が605 件で最も多く、その後は振幅しながら減少傾向にある。
参考に12 月から1 月の札幌管区気象台における降雪量及び平均気温を図-O に示す。今冬期の降雪量は252センチメートル で昨年の215センチメートル より多いが、平均気温が1℃以上低い状況下で転倒事故は昨年より80 件以上少なくなっている。
転倒事故は気象要因のほか、歩行環境や人為的な要因も複雑に絡むことから、次年度以降もこの取り組みを継続して行っていくとともに、長期的な視点で転倒事故の経過を観察し、取組みによる効果を検証していく必要があると考えられる。
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図-N 転倒事故件数(2000 年~2009 年冬期)
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図-O 降雪量と平均気温(2000 年~2009 年冬期)