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昭和55年頃-暮らし・社会2【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌

昭和55年頃(昭和55年~平成8年頃) 6暮らし・社会

  • 昭和55年頃(昭和55年~平成8年頃) 6暮らし・社会
日本一のカタクリを守った運動
旭川市と比布町にまたがる『突硝山(とっしょうざん)』の、旭川市側の先端にはカタクリの道内最大級の群落がある(『男山自然公園』内)。山というより、ゆるやかな丘陵地で、地域の身近な自然空間として親しまれている。
しかし平成2年、突哨山にゴルフ場建設の計画が持ち上がった。開発会社が群落を含む土地を取得し、計画を進めようとした。翌3年、"突哨山にゴルフ場はいらない"と市民が立ち上がり、『突哨山と身近な自然を考える会』が結成された。カタクリ募金で運営される会は、自然観察会やシンポジウムなどの活動を通して、突哨山の価値を再発見して市民に保存を訴えた。そうすると、4万筆以上の署名が集まった。
天が味方したのか、バブル経済の崩壊にともなって、ゴルフ場計画はとん挫した。今度は、買い取られた土地をどうするかが問題になった。結局、旭川市と比布町が保全のために保有することで話はまとまり、カタクリ群落は守られた。
突哨山は地域の共有財産になり、カタクリは今も真っ先に咲いて、春の到来を告げてくれる。
*参考資料/突哨山と身近な自然を考える会、NPO法人森林再生ネットワーク北海道(もりねっと北海道)「旭川市突哨山」より
  • 男山自然公園カタクリ群落(旭川市経済観光部観光課蔵) 男山自然公園カタクリ群落(旭川市経済観光部観光課蔵)

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