昭和35年頃:幾春別川流域-土地利用2【札幌開発建設部】治水100年
石狩川流域誌 支川編
昭和35年頃(昭和35年~昭和54年頃) 幾春別川流域 土地利用
全国最大のクルミ団地
美唄の奔美唄地区から東明地区も含めた丘陵地一帯に、菓子胡桃(カシグルミ)の栽培団地が広がっていた。昭和44~47年の「美唄市東明地 区道営パイ口ット事業」で造成され、当時、全国最大の栽培面積を誇ったという。菓子胡桃は、別名「テウチグルミクルミ」というクルミ科の落葉高木で、中の種子は食用になり、ビタミンB1、ビタミンEを豊富に含むことでも知られる。
今では規模が小さくなったが、美唄のクルミ栽培はつづけられている。「美唄産くるみ餅」は、平成15年7月に天皇皇后両陛下が美唄をご訪問された際に献上されたお墨付きの銘菓で、地域に愛されつづける地産地消の逸品。
参考資料/北海土地改良区八十年史、美唄ファンポータブル・PiPaなど
今では規模が小さくなったが、美唄のクルミ栽培はつづけられている。「美唄産くるみ餅」は、平成15年7月に天皇皇后両陛下が美唄をご訪問された際に献上されたお墨付きの銘菓で、地域に愛されつづける地産地消の逸品。
参考資料/北海土地改良区八十年史、美唄ファンポータブル・PiPaなど
歴史ある三笠メロン
石狩川流域は、じつはメロンの産地でもある。三笠も代表的な産地の一つ。
明治から「キンカうり」などと呼ばれた味瓜が栽培され、「市来知(いちきしり)もの」として、市場で重宝されたという。今も「三笠カンロ」という地域ブランドとして出荷されている。
本格的なメロン栽培は大正8年頃にはじまり、研究の末、北海道を代表する「三笠メロン」が昭和44年に生み出された。三笠のネットメロンやプリンスメロンは香りと甘さが高く、地元民にはなつかしいふるさとの味だ。
*参考資料/新三笠市史
明治から「キンカうり」などと呼ばれた味瓜が栽培され、「市来知(いちきしり)もの」として、市場で重宝されたという。今も「三笠カンロ」という地域ブランドとして出荷されている。
本格的なメロン栽培は大正8年頃にはじまり、研究の末、北海道を代表する「三笠メロン」が昭和44年に生み出された。三笠のネットメロンやプリンスメロンは香りと甘さが高く、地元民にはなつかしいふるさとの味だ。
*参考資料/新三笠市史
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三笠メロンは「サンファーム三笠・道の駅三笠」で購入できる
(三笠市蔵)