64 袋地沼【札幌開発建設部】治水100年
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石狩川治水に係わる主な事業
64 袋地沼
石狩川最大の多彩な 水辺空間
アイヌ地捷水路に隣接する、かつての石狩川の氾濫でつくりだされた38.2haの馬蹄形、砂川と新十津川にわたる石狩川最大の河跡湖だ(三日月湖)。大きいだけに、袋地沼はその時々でさまざまな表情を見せる多彩な水辺空間でもある。
新十津川町では袋地沼を「白鳥公園」として紹介するほど、白鳥を中心に渡り鳥の重要な中継地になっている。オオハクチョウにコハクチョウ、オオヒシクイやマガンも飛来する。白鳥達はここで羽を休めた後、遠くシベリアへと旅立っていく。秀峰ピンネシリを背景に、袋地沼へと優雅に舞い降りるスワンの姿は、新十津川が誇る美しい春の風景だ。また砂川市寄りは、沼きっての人気者が人々を熱中させる。ヘラブナ目当てに、春から秋まで愛好家の姿が絶えないのだ。ヘラブナのほかにも、コイ・フナ・ウグイなども棲息し、引き網や刺し網を使った石狩川の漁も行われている。漁獲量の半分はフナで、早朝に網を引く小船の姿が見られる。
かつての大きな氾濫原は、今はおだやかに水を湛え、地域をうるおしている。
新十津川町では袋地沼を「白鳥公園」として紹介するほど、白鳥を中心に渡り鳥の重要な中継地になっている。オオハクチョウにコハクチョウ、オオヒシクイやマガンも飛来する。白鳥達はここで羽を休めた後、遠くシベリアへと旅立っていく。秀峰ピンネシリを背景に、袋地沼へと優雅に舞い降りるスワンの姿は、新十津川が誇る美しい春の風景だ。また砂川市寄りは、沼きっての人気者が人々を熱中させる。ヘラブナ目当てに、春から秋まで愛好家の姿が絶えないのだ。ヘラブナのほかにも、コイ・フナ・ウグイなども棲息し、引き網や刺し網を使った石狩川の漁も行われている。漁獲量の半分はフナで、早朝に網を引く小船の姿が見られる。
かつての大きな氾濫原は、今はおだやかに水を湛え、地域をうるおしている。
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砂川寄りはヘラブナ釣りの名所
(石狩川百景より)
明治43年頃
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白鳥公園としても有名
(新十津川町蔵)
所在地
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新十津川町弥生~砂川市北光(袋地)周辺