78 雨竜川捷水路【札幌開発建設部】治水100年
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石狩川治水に係わる主な事業
78 雨竜川捷水路
雨竜川の抜本的な治水対策
雨竜川流域は、米やソバのわが国有数の生産地であるとともに、蛇行(だこう)しながら流れる雨竜川の洪水常襲地帯でもある。昭和63年8月には、集中豪雨が流域を襲った。この豪雨は、水位や流量などを観測する基準地点・雨竜橋で、治水施設のない状態のピーク流量(基本高水)に相当する3,370m3/秒に達し、雨竜川中下流で大きな被害になった。この洪水を機に、雨竜川の水位上昇の原因になっている、下流の大きなわん曲部をショートカットする雨竜川捷水路と、支川・大鳳川の雨竜川への合流点を4.6km下流に付け替える大鳳川新水路が盛り込まれた。雨竜川捷水路事業により、雨竜川の水位を0.6m、大鳳川の水位を2.2m低下させることができる。
工事は平成7年に着工され、雨竜川捷水路は平成15年に完成(大鳳川新水路は12年)、治水への安全度が飛躍的に高まると期待されている。
雨竜川は農業用水とともに、広大な朱鞠内(しゅまりない)湖を要する発電ダムに利用されている。発電に使われた河川水は天塩川へ送られ、石狩川と天塩川の両流域の暮らしを支えている。
工事は平成7年に着工され、雨竜川捷水路は平成15年に完成(大鳳川新水路は12年)、治水への安全度が飛躍的に高まると期待されている。
雨竜川は農業用水とともに、広大な朱鞠内(しゅまりない)湖を要する発電ダムに利用されている。発電に使われた河川水は天塩川へ送られ、石狩川と天塩川の両流域の暮らしを支えている。
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雨竜川捷水路と大鳳川新水路
(北空知河川事業所蔵)
現在
- 雨竜川捷水路事業の概略
所在地
- 妹背牛町メム~妹背牛周辺