80 北竜第1・第2・第3捷水路【札幌開発建設部】治水100年
石狩川治水に係わる主な事業
80 北竜第1・第2・第3捷水路
3つの連続した一連の捷水路
雨竜川捷水路事業のなかで、北竜第1・第2・第3捷水路は連続した一連の捷水路だ。昭和32年、下流の北竜第1捷水路から工事が進められ同年に通水(長さ450m)、翌33年には、一連の捷水路のなかで最長650mの第2捷水路工事が着工され、昭和35年に通水した。
北竜第3捷水路は3つの捷水路のなかで上流の、幌新太刀別川合流点に位置し、第1・第2の通水を待って昭和35年に着工された。川幅は北竜第2捷水路同様に計画70mに対して40mで掘削を実施し、通水前に両岸に護岸工が施工された。そして37年に通水し、3つの捷水路はつながって流れが良くなった。北竜第3捷水路は450mだが、3つの長さを合わせると1,550mになり、雨竜川捷水路のなかで最長の北大鳳捷水路1,150mを上回る。
雨竜川に合流する幌新太刀別川は、知る人ぞ知る「化石の川」。9千万年前に生息した後期白亜紀から3百万年前の後期鮮新世まで幅広い年代の化石が発見され、800万年前のヌマタカイギュウが発見された。タカハシホタテなどは発掘しやすいことから、化石発掘の体験学習が活発に行われ、沼田のまちづくりの一端を担っている。
北竜第3捷水路は3つの捷水路のなかで上流の、幌新太刀別川合流点に位置し、第1・第2の通水を待って昭和35年に着工された。川幅は北竜第2捷水路同様に計画70mに対して40mで掘削を実施し、通水前に両岸に護岸工が施工された。そして37年に通水し、3つの捷水路はつながって流れが良くなった。北竜第3捷水路は450mだが、3つの長さを合わせると1,550mになり、雨竜川捷水路のなかで最長の北大鳳捷水路1,150mを上回る。
雨竜川に合流する幌新太刀別川は、知る人ぞ知る「化石の川」。9千万年前に生息した後期白亜紀から3百万年前の後期鮮新世まで幅広い年代の化石が発見され、800万年前のヌマタカイギュウが発見された。タカハシホタテなどは発掘しやすいことから、化石発掘の体験学習が活発に行われ、沼田のまちづくりの一端を担っている。
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第1(下)第2(中)につながる上流の、幌新太刀別川合流点付近
(石狩川開発建設部蔵)
昭和35年頃
所在地
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沼田町北竜~沼田周辺