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81 沼田達布捷水路【札幌開発建設部】治水100年

石狩川治水に係わる主な事業

81 沼田達布捷水路

戦時下の砂白金採取の歴史を伝える

雨竜川捷水路の最上流に位置する沼田達布捷水路は、いち早く昭和19年に着工された。それは、雨竜川の豊かさゆえのはじまりだった。
雨竜川と水系は北海道最大の砂白金(さはっきん)の産地として知られる。砂白金は、河川や旧川の河床から採掘される白金族の天然の金属で、昭和12年からの日中戦争から、戦闘機や火薬などに使われる軍需物資として需要が増大し、昭和18年に国と民間による会社が誕生して、沼田第3鉄道橋から幌加内にいたる雨竜川の大規模な採掘がはじまった。この砂白金の採取を兼ねて捷水路の掘削が行われた。沼田鉄道橋第9号切替線がそれで、雨竜鉱業開発株式会社の寄付により、学生が動員されて昭和19年に一部着工、翌20年には一部通水した。その後工事は中断されたが、昭和27年に再開され30年に通水した。沼田達布捷水路の通水で、旧川の長さ2.8kmから400mになったことから河床の勾配は7倍になり、河岸の侵食が左右ともに進んだため、昭和33年までに河岸を保護した。
なお、雨竜川の砂白金産出量は全体の7割以上を占めたという。
  • 達布橋と雨竜川水管橋が架かる 達布橋と雨竜川水管橋が架かる

    (石狩川開発建設部蔵)

明治43年頃
所在地
  • 沼田町沼田付近 沼田町沼田付近

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