豊かな自然と英知の調和その追及の果てに生まれた水の郷
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ダムの諸元及び建設の記録
8年の調査と5年の歳月を経て完成した雄大な水郷

金山ダムにおいては、調査に約8年の歳月をかけ、その後の建設工事に5年の年月を費やしました。
金山ダム諸元
河川名 | 石狩川水系空知川 | |
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位置 | 北海道空知郡南富良野町字金山1の36番地 | |
流域面積 | 470平方キロメートル | |
地質 | 輝緑凝灰岩、輝緑岩 | |
ダム | ||
型式 | 中空重力式コンクリートダム | |
堤頂標高 | EL346.50メートル | |
高さ | 57.3メートル | |
堤頂長 堤体積 |
288.5メートル 220,000立方メートル |
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貯水池 | ||
湛水面積 | 9.2平方キロメートル | |
平常時最高水位 | EL345.00メートル | |
第1期洪水貯留準備水位 | EL338.50メートル(7月1日~9月30日) | |
第2期洪水貯留準備水位 | EL342.00メートル (6月15日~6月30日) (10月1日~10月31日) |
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最低水位 | EL320.00メートル | |
総貯水容量 | 150,450,000立方メートル | |
有効貯水容量 | 130,420,000立方メートル | |
洪水調節容量(第1期) 洪水調節容量(第2期) |
51,400,000立方メートル 25,200,000立方メートル |
|
かんがい補給容量 | 65,000,000立方メートル | |
上水道補給容量 | 380,000立方メートル | |
計画高水流量 | 1,000立方メートル/秒 | |
計画放流量 調節流量 |
240立方メートル/秒 760立方メートル/秒 |
|
発電最大取水量 | 48.4立方メートル/秒 | |
発電最大出力 | 25,000キロワット | |
上水道最大取水量 | 0.11立方メートル/秒 |
越流部標準断面図

ダム下流断面図

金山ダムの歩み
昭和27年4月 | 石狩川総合開発計画の一環として、金山ダムの予備調査に着手 |
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昭和28年5月 | 金山ダム建設計画に伴う対象地域の土地家屋などの調査を開始 |
昭和29年10月 | 鹿越・伊勢地区の骨材調査およびダムサイト地点の地質調査を開始 |
昭和30年5月 | 南富良野村に、金山ダム対策委員会が設置される |
昭和33年9月 | 水没地域の調査を開始 |
昭和34年4月 | 金山ダム建設の実施計画調査に着手 |
10月 | 南富良野村より、金山ダム建設計画に対する67項目の要望書が 提出される |
昭和35年4月 | 南富良野村の要望書に対し、北海道開発局より回答を提示 |
12月 | 土地買収および補償基準の交渉妥結 |
昭和36年4月 | 金山ダムの建設に着手 |
11月 | 土地買収および補償基準の仮調印 |
昭和37年3月 | 土地買収および損失補償の基本協定と細目協定の調印 |
10月 | 仮設備に着手 |
昭和38年1月 | 南富良野村振興開発計画が策定される |
3月 | 振興開発計画促進に関する要望に対し、知事および局長より回答を 提示 |
10月 | 堤体コンクリートの打設を開始(16日) |
12月 | 公共補償の協議妥結 |
昭和39年5月 | 金山ダム対策委員会解散 |
10月 | コンクリート10万平方メートルを打設(31日) |
昭和40年10月 | コンクリート20万平方メートルを打設(9日) |
昭和41年12月 | ダム本体工事が完成 |
昭和42年3月 | 湛水開始(3日) |
6月 | 竣工式(8月) |
7月 | 発電開始 |
9月 | 竣工 |
10月 | 金山ダム管理所発足 |
昭和55年8月 | ダム湖周辺環境整備事業着手 |
平成5年4月 | 建設省より「地域に開かれたダム」に指定される |
7月 | 「森と湖に親しむ旬間」全国行事”全国森と湖に親しむつどい”が 開催される 第6回「みず・みどり・その未来を考える地域交流会議」南富良野大会が 開催される |
12月 | ダム湖周辺環境整備事業完了 |
平成6年7月 | 「太陽と森と湖に親しむ博覧会(第1回)」が開催される |
平成20年7月 | 「森と湖に親しむ旬間」・第15回かなやま湖太陽と森と湖の祭典開催 |
KANAYAMA DAM KEY WORD
ダムにためられる水の量は道民の生活用水の3ヵ月分です!!
金山ダムの建設によって生まれた「かなやま湖」は、最大に水をためた状態では、広さは9.2km2で、水の量は約1億5,000万m3にもなります。
なんとこれは、北海道の人すべてがお風呂や洗濯、炊事など家庭で使う生活用水を約3ヶ月使うことができる量なのです。
金山ダムの建設によって生まれた「かなやま湖」は、最大に水をためた状態では、広さは9.2km2で、水の量は約1億5,000万m3にもなります。
なんとこれは、北海道の人すべてがお風呂や洗濯、炊事など家庭で使う生活用水を約3ヶ月使うことができる量なのです。
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秋のかなやま湖