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河川の管理と維持

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河川の管理と維持

 災害時に堤防などの工作物が正常に機能するように、河川の巡視を行い、その状況の把握に努めています。河川の巡視を円滑に行うためや堤防の異常を発見しやすくするため、堤防の上に砂利を引いたり、堤防の斜面の除草を行っています。川の中の樹木についても、洪水流の妨げとならないよう、伐開なども行っています。

河川の利用について

 河川は、国民共通の財産です。
 例えば、川に工作物を建てる、川の水を使用する、川に排水するなど特定の人が河川を独占して使用する場合は、河川管理者である滝川河川事務所への届出が必要ですので、あらかじめ、ご連絡をお願いいたします。
このほか、マラソン大会や植樹会の開催なども届出が必要です。

河川敷地付近での野焼きについて

 最近、野焼きが原因で堤防に類焼する事故が発生しています。
 河川敷地付近でもみ殻などを焼く行為(野焼き)は、行わないようお願いします。
 また、商品にならなかった作物などを河川敷地に投棄しないでください。
 滝川河川事務所では、管内の各農業協同組合を通じてもお知らせしています。
  • 野焼き
  • 野焼き2
※芝がない状態の堤防は、洪水になると土が崩れやすく、決壊する可能性が高くなります。

河川の管理と巡視

河道や河川環境の把握
 川の岸が欠けてくると、その範囲が少しずつ拡大して堤防が壊れることが懸念されるため、河川を定期的に巡視し、欠けてくる様子を把握しておくことが大切です。その進み具合によっては、堤防を守るために護岸等の施設を作る必要が生じます。
  • 河岸

    河岸決壊箇所の定期的な巡視

 また、河川には豊かな自然環境を持つ区間と多くの人たちに利用されてる区間があります。多くの人たちが安心して河川を利用できるよう、また豊かな自然環境の保全のため、その状態を把握することが大切です。
  • 河川利用状況

    河川利用状況の把握(建設中の美浦大橋を写生する小学生)

 雨の降り方等によって、川の流れは、その時々に変化し、多様な川の姿を見せてくれます。その川の様子を把握しておくことは河川管理上とても重要なことです。
  • 馬の放牧

    高水敷を放牧地として利用

不法占有の監視
 川は国民共有の財産です。河川をみなさんが有効に活用してくれることは大事ですが、長い時間にわたり使う場合など、河川管理者の許可が必要となる場合もあります。
  • 放置トラック

    農業機械などを橋梁の下などに置かないでください

 許可がいるもので、許可なく使用している場合には不法ということになり、場合によっては原状回復をお願いする場合等もありますので、お使いになる場合には最寄りの河川事務所等にお問い合わせください。
  • 河川敷

    堤防ぎりぎりまで耕作しないでください。不法占有となる場合があります。

不法投棄の監視
 川に捨てられたゴミは、洪水等により流され、みなさんの飲み水や農業や工業に使われいる川の水を汚すとともに、取水施設などに溜まると、取水の妨げとなります。
 また、所有者の判らないゴミは、河川管理者が処分していますが、所有者がわかるものについては、処理をお願いしています。
  • タイヤの不法投棄

    タイヤの不法投棄

 ゴミの処理については、廃棄物処理法や場合によっては河川法等の法令に基づき適切に処理することとなり、場合によっては刑罰の対象となることもありますので、河川を大切に使用し、ゴミは捨てないよう、持ち帰るようにしましょう。
(廃棄物処理法違反は、5年以下の懲役、さらに1,000万円以下の罰金
  • メロン、スイカ等の不法投棄

    メロン、スイカ等の不法投棄

 川の事故として、水質汚濁があります。その中でも油が流れて川を汚すと、そこに棲む生物や、そこの水を利用している方々に迷惑をかけることになりますので、注意してください。
 油の流出を発見した場合には、最寄りの役場、河川事務所、警察署等に連絡をお願いします。
  • テレビの不法投棄

    テレビの不法投棄

  • ごみの不法投棄禁止ポスター
  • タマネギの不法投棄

    タマネギの不法投棄

  • 禁止看板

    禁止看板

  • 家庭ゴミの不法投棄

    家庭ゴミの不法投棄

  • 家庭ゴミの不法投棄

    家庭ゴミの不法投棄

 不法投棄されたゴミは放置されたままだと、腐敗、劣化、損傷などにより、有害物質の発生、漏えい、流出によって流域の水質や土質に重大な影響を与えかねません。
 河川の水は飲料水などに利用されているため、場合によっては、私たちの生活が脅かされる恐れがあります。
 また、洪水の状況や、樋門管等の工作物の状況の把握のため、監視カメラを設置しています。ゴミの不法投棄の発見、不審者の発見等に活用しています。
油流出事故でオイルフェンスの設置

油流出事故でオイルフェンスの設置

 毎年、油等の管理ミスや事故が原因で灯油タンクなどから河川への油等の流出事故が起きています。
 油の流出事故などの水質事故については、汚濁物を流した人がその処理費用を負担しなければなりません。
 きれいな川、楽しめる川をいつまでも守るためにも、油類をきちんと管理し、ゴミは適正に処理しましょう

河川の巡視と維持補修

河川堤防の巡視と維持補修
堤防

堤防の維持管理

 河川の堤防は長い時間をかけて、盛られた土でできた構造物です。そのため、大きな洪水や長い時間、水につかると水が浸透し、漏れることが懸念されます。流れる水や、雨等から堤防を守るため草を植えて防護しています。昭和56年の大洪水のときには、妹背牛町の大鳳川や奈井江町の奈井江川の堤防の低いとあころから堤防が壊れて氾濫しました。
河川構造物の巡視と維持補修
 河川の各種構造物(樋門、堤内排水等)が機能をきちんと発揮できるか、不具合がないか、巡視や点検を行い、適宜修繕等を行っています。
  • 堤内排水溝

    堤内排水の維持管理

  • 河川の標識

    河川の標識等の維持管理

出水時の河川巡視と樋門等の管理

 出水時や洪水後には、河川や河川構造物等に変化や異常がないか、パトロールが必要です。
 樋門の開閉状況、水位、水の流れなどの情報を樋門操作員と連絡を取り合い、樋門管理を行っています。
  • 出水の様子

    出水の様子

  • 量水標

    量水標

お問合せ先

滝川河川事務所

  • 住所:樺戸郡新十津川町字中央89番地
  • 電話番号:0125-76-2211
  • ファクシミリ:0125-76-2181

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