北海道開拓の歴史
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図面で見る北海道開拓の歴史
100年かかって描きあげたもの
奇跡の大地
原始そのものと言っていい広大な大地が、数千年の歴史を有する日本の領土として、近代にまで手つかずのまま残されていたことは奇跡に等しい。
北海道の開拓が本格的に開始されたのは明治になってからであり、まだその歴史は120余年と短い。
北海道の開拓が本格的に開始されたのは明治になってからであり、まだその歴史は120余年と短い。
農業の試行錯誤
北海道農業の開発は、その当初から国家事業として始められた。しかし、アメリカや西ヨーロッパ、本州の気象や土壌条件と微妙に異なる北海道の自然特性のため、これまでの農業を単純に適用することが難しく、この地の自然が許容する農法の定着までには、かなりの試行錯誤を必要とした。
石狩川流域の発達
明治・大正期における開拓の様子を地図に記したものを左記のリンク先に示した。現在でも北海道の政治・産業・文化の中心地である石狩平野は、開拓当初から重要な役割を果たし、石狩川流域の発達の歴史は、そのまま北海道開発の歴史となるほど開拓史に占める地位は大きい。以下、明治から昭和に至る石狩川流域の土地利用の様子を、年代順に見てみよう。