砂防事業 過去の主な災害
過去の主な災害
昭和29年9月洞爺丸台風により、札内川流域で大量の風倒木が発生し、これに追い打ちをかけるように翌昭和30年7月低気圧による豪雨があり、山肌が一変するような大崩壊が各所に発生しました。これが大量に流れ出して下流の完成まもない発電ダムを埋没させ、さらに流下して下流の河床を上昇させて、その後の洪水氾濫の原因となりました。
札内川の度重なる災害については、札内川第2号砂防堰堤の近傍に碑があり、現代の私たちに伝えられています。
「札内川は、(中略)語源であるアイヌ語「サチ・ナイ」(渇れた川)のごとく、中流地域である扇状地において、冬期・盛夏の一時期、渇水を生ずるという他にみられない現象を生じていた。しかし、こうした流水も一瞬の「しゅう雨」(夕立)あるいは「りん雨」(長雨)、ときには晴天なるにかかわらず「ヒカタ風」(南西風)吹き来るときは、一変して激流河床にみなぎり、その流れに生命を失いし人、数知れず。」
出典:札内川殉難者供養地蔵尊
「札内川は、(中略)語源であるアイヌ語「サチ・ナイ」(渇れた川)のごとく、中流地域である扇状地において、冬期・盛夏の一時期、渇水を生ずるという他にみられない現象を生じていた。しかし、こうした流水も一瞬の「しゅう雨」(夕立)あるいは「りん雨」(長雨)、ときには晴天なるにかかわらず「ヒカタ風」(南西風)吹き来るときは、一変して激流河床にみなぎり、その流れに生命を失いし人、数知れず。」
出典:札内川殉難者供養地蔵尊