6 ミズバショウ群落【札幌開発建設部】治水100年
ページ内目次
石狩川治水に係わる主な事業
6 ミズバショウ群落
石狩川の可憐な春の使者
釧路湿原・サロベツ湿原とともに、北海道三大湿原のひとつといわれた「石狩湿原」の名残りである「マクンベツ湿原」。雪解け時期がやってくると、冬枯れのハンノキ林やヨシ群落の中で、ひと際あざやかに春の訪れを告げるのが、41haもの道内屈指のミズバショウ群落だ。この石狩川河口のミズバショウ群落には、人々の想いが込められている。
昭和56年に記録的な大洪水が発生し、浸水面積4万haという未曾有の被害となり、堤防強化のために丘陵堤が作られることになった。工事によってミズバショウ群落の一部が消失することから、保存を求める声が市民から多数寄せられた。事業計画は見直され、ミズバショウを移植することに。平成2年11月30日、石狩川開発建設部職員や石狩市民など約100人が参加して、約1,000株のミズバショウを湿原内2地区と札幌市内の公園3ケ所に移植した。今も毎年、ボランティアで清掃活動がつづけられている。
石狩川開発建設部は、バリアフリーの遊歩道と群落内に木道を整備した。環境を意識した河川整備で、だれもが可憐な春を間近で楽しむことができる。
昭和56年に記録的な大洪水が発生し、浸水面積4万haという未曾有の被害となり、堤防強化のために丘陵堤が作られることになった。工事によってミズバショウ群落の一部が消失することから、保存を求める声が市民から多数寄せられた。事業計画は見直され、ミズバショウを移植することに。平成2年11月30日、石狩川開発建設部職員や石狩市民など約100人が参加して、約1,000株のミズバショウを湿原内2地区と札幌市内の公園3ケ所に移植した。今も毎年、ボランティアで清掃活動がつづけられている。
石狩川開発建設部は、バリアフリーの遊歩道と群落内に木道を整備した。環境を意識した河川整備で、だれもが可憐な春を間近で楽しむことができる。
-
原始の石狩川の姿をとどめる湿原
(北海道開発局)
昭和55年頃
- バリアフリーの遊歩道でだれもが観賞できるように
所在地
- 石狩市生振築堤北側