16 石狩川の浚渫事業【札幌開発建設部】治水100年
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石狩川治水に係わる主な事業
16 石狩川の浚渫事業
川底の土砂を取りさる治水工事
浚渫(しゅんせつ)は浚渫船で河床部を掘って、河道の断面を広げることで川の水位を下げ、洪水があふれないようにする。また、洪水を安全に早く流下させる効果もある。石狩川の浚渫工事は大正8年からはじまり、河口から上流に向かって行われていた。平成13年の洪水では、石狩大橋地点で警戒水位を上回る水位を記録した。もし浚渫をせず、河道断面が昭和56年8月洪水当時と同じだったと仮定すると、最高水位は1mほど高まり、被害はさらに大きなものになっていた。
石狩川の浚渫は、カッターで川底の泥土を撹拌し(かくはん。かき混ぜること)、それをポンプで吸い上げ川岸の沈砂池で泥土を沈澱(ちんでん)させ、澄んだ水を再び川に戻している。また、残った泥土は築堤を造成する材料などに用いられている。
石狩川の浚渫は、カッターで川底の泥土を撹拌し(かくはん。かき混ぜること)、それをポンプで吸い上げ川岸の沈砂池で泥土を沈澱(ちんでん)させ、澄んだ水を再び川に戻している。また、残った泥土は築堤を造成する材料などに用いられている。
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浚渫船
(北海道開発局蔵)