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29 定山渓発電所【札幌開発建設部】治水100年

石狩川治水に係わる主な事業

29 定山渓発電所

現存する現役最古の発電所

日清戦争後の明治30年のはじめ、札幌の有力者の間で水力発電の構想が持ち上がった。のちに「石狩川治水の祖」といわれる岡﨑文吉は北海道庁技師として、園田安賢(やすたか)北海道庁長官の内命を受け、水力発電調査に着手した。発電所の建設に際し、豊平川の冬の結氷が問題になったが、水深と流速の点などから見ても水底は凍らないと判断、山鼻付近で発電して1,000馬力の電力が供給できるとの見解を示した(山鼻変電所)。これを受け、札幌区から岡﨑に正式な調査が依頼され、明治35年、岡﨑はアメリカに渡って調査した。この結果をもとに、明治42年、現在地の「白糸の滝」に定山渓発電所が竣功した。豊平川水系で最初の水力発電所で、その後、藻岩発電所など続々と建設されたが、昭和47年の豊平峡ダムの完成で再開発が行われ、豊平峡や砥山などが新設され5つの発電所になった。もちろん、定山渓発電所は今も道内で現役最古として道都に電気を供給しつづけ、その貢献から平成20年度土木学会選奨「土木遺産」に認定された。なお「白糸の滝」は、定山渓発電所からの余水を水源に、流れ落ちて飛沫をあげる。
  • 大正初期頃の定山渓発電所 大正初期頃の定山渓発電所

    (北海道大学附属図書館蔵)

開拓初期
  • 「土木遺産」に運ばれた道内最古の水力発電所 「土木遺産」に運ばれた道内最古の水力発電所
所在地
  • 札幌市南区定山渓 札幌市南区定山渓

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