51 大曲捷水路【札幌開発建設部】治水100年
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石狩川治水に係わる主な事業
51 大曲捷水路
時間がかかった捷水路と 月形大橋
石狩川捷水路事業2区の上流に位置する大曲捷水路は、下流捷水路の工事が着工された後の昭和16年5月に着工された。戦時下で一時は中断されたが、戦後になって社会が落ち着きを取り戻す頃に工事は再開され、昭和30年10月に、長さ1,200mの捷水路は通水した。
一般道道岩見沢月形線が大曲捷水路を横断する箇所に架けられたのが、5連からなるワーレントラス形式の月形大橋だ。工事は昭和26年から、まず陸上でトラス部分をつくり、30年に完了した。第2期工事で左右両岸の河川敷まで伸長され、昭和44年に長大橋としてようやく完成した。斜材の向きが交互になった特徴ある月形大橋は、最初の完成から50年以上の長きにわたって、地場産業の農作物の輸送路などに使用されたが、幅が狭く冬の交通に支障をきたしていることから、平成25年に新橋に架け替えられる予定だ。
さて大曲捷水路はその後、昭和35年に右岸側が崩落して河幅は約50mになったが、昭和38年から41年にかけて拡幅されて120mに。昭和50年洪水を受けて、現在は160mにまで拡幅されている(昭和51年~53年)。
一般道道岩見沢月形線が大曲捷水路を横断する箇所に架けられたのが、5連からなるワーレントラス形式の月形大橋だ。工事は昭和26年から、まず陸上でトラス部分をつくり、30年に完了した。第2期工事で左右両岸の河川敷まで伸長され、昭和44年に長大橋としてようやく完成した。斜材の向きが交互になった特徴ある月形大橋は、最初の完成から50年以上の長きにわたって、地場産業の農作物の輸送路などに使用されたが、幅が狭く冬の交通に支障をきたしていることから、平成25年に新橋に架け替えられる予定だ。
さて大曲捷水路はその後、昭和35年に右岸側が崩落して河幅は約50mになったが、昭和38年から41年にかけて拡幅されて120mに。昭和50年洪水を受けて、現在は160mにまで拡幅されている(昭和51年~53年)。
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石狩川(大曲捷水路)と月形大橋
(石狩川開発建設部蔵)
明治43年頃
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大曲捷水路をまたぐ月形大橋
所在地
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岩見沢市北村豊正