54 消流雪用水導入事業【札幌開発建設部】治水100年
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石狩川治水に係わる主な事業
54 消流雪用水導入事業
やっかいな雪を川が消す
積雪地帯を流れる川は、冬は雪を融かすために活用されている例もある。しかし中小の河川は雪を融かすほどの水量がないため、水量が豊かな川から市街地を流れる中小河川などに、消流雪用水を供給するため導水路などを整備する「消流雪用水導入事業」が行われている。
岩見沢市は道内でも特別豪雪地帯に指定されている有数の豪雪地で、市街地では雪による交通障害や商業活動に支障が出て、市民生活に大きな影響を与えている。このため市民からも、利根別川を融雪に活かす要望が出されていた。市街を流れる利根別川は水量が充分ではないため、冬も比較的水量が豊かな幾春別川から導水する「消流雪用水導入事業」が実施された。2つの川が一番接近する地点で幾春別川から取水し、約300mの導水路で利根別川に水を送る工事が行われ、JR駅前一帯の市街地の冬の快適性を高めている。また幾春別川の河畔に、消流雪用水の導水施設として貯水池が造成され、その豊かな自然環境から、親水公園として活用も期待されている。
岩見沢市は道内でも特別豪雪地帯に指定されている有数の豪雪地で、市街地では雪による交通障害や商業活動に支障が出て、市民生活に大きな影響を与えている。このため市民からも、利根別川を融雪に活かす要望が出されていた。市街を流れる利根別川は水量が充分ではないため、冬も比較的水量が豊かな幾春別川から導水する「消流雪用水導入事業」が実施された。2つの川が一番接近する地点で幾春別川から取水し、約300mの導水路で利根別川に水を送る工事が行われ、JR駅前一帯の市街地の冬の快適性を高めている。また幾春別川の河畔に、消流雪用水の導水施設として貯水池が造成され、その豊かな自然環境から、親水公園として活用も期待されている。
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街路樹に囲まれた「河畔公園・消流雪用水貯水池公園」を望む
(札幌開発建設部蔵)
現在
所在地
- 岩見沢市駅前