108 滝里ダム【札幌開発建設部】治水100年
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石狩川治水に係わる主な事業
108 滝里ダム
空知川中流につくられた2つめの多目的ダム
流域面積・長さともに石狩川最大の支川、空知川はふたつのダムを抱える。空知川の中流につくられた、高さ50mの重力式コンクリートダムが滝里ダムだ。
昭和42年、上流に金山ダムが完成した後も、流域は昭和50年に未曾有の洪水に、翌51年には大渇水に見舞われたため、ダムの調査が54年から行われた。昭和56年には、石狩川流域はかつて経験したことのない大水害に見舞われ、ダムの必要性が改めて認識されたことから滝里ダムの建設が決まり、昭和58年から着工された。ダム湖・滝里湖の計画地は、芦別と富良野にまたがる古くから拓けた地で、とくに芦別の滝里地区は全域が水没対象になるため、ダム建設にあたっては合意が得られるまで充分な時間を費やした。滝里地区の自然や歴史は、ダムの上流右岸にある滝里ダム防災施設(滝里ダム資料館)のなかに残されている。こうして平成11年、滝里ダムは完成した。絶好のロケーションを誇る滝里湖はオートキャンプ場がつくられ、週末は家族連れで賑わう。住民により行われる「スターウォッチング in たきさと」は、“星の降る里”芦別の満天の星を解説付きで楽しむことができる。
昭和42年、上流に金山ダムが完成した後も、流域は昭和50年に未曾有の洪水に、翌51年には大渇水に見舞われたため、ダムの調査が54年から行われた。昭和56年には、石狩川流域はかつて経験したことのない大水害に見舞われ、ダムの必要性が改めて認識されたことから滝里ダムの建設が決まり、昭和58年から着工された。ダム湖・滝里湖の計画地は、芦別と富良野にまたがる古くから拓けた地で、とくに芦別の滝里地区は全域が水没対象になるため、ダム建設にあたっては合意が得られるまで充分な時間を費やした。滝里地区の自然や歴史は、ダムの上流右岸にある滝里ダム防災施設(滝里ダム資料館)のなかに残されている。こうして平成11年、滝里ダムは完成した。絶好のロケーションを誇る滝里湖はオートキャンプ場がつくられ、週末は家族連れで賑わう。住民により行われる「スターウォッチング in たきさと」は、“星の降る里”芦別の満天の星を解説付きで楽しむことができる。
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滝里湖とオートキャンプ場
(滝里ダム管理支所蔵)
現在
- ダム下流のオリフィスゲート(右)からの放流状況
所在地
- 芦別市滝里町