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河川整備計画の概要

千歳川河川事務所

河川整備計画の概要

平成17年4月12日、河川整備の基本方針に基づき、
今後の具体的計画となる石狩川水系千歳川河川整備計画が策定されました。(平成27年3月改定)

1.洪水を安全に流下させるための対策

堤防の整備
 千歳川流域には軟弱な地盤等が広く分布することから、堤防の整備にあたっては、地質等の調査を行い、必要に応じて対策を行うとともに、堤防整備完成後も点検を行うこととします。高い水位が長時間続くことや、軟弱地盤が広く分布することから、堤防の高さと堤防天端の幅は石狩川合流点における石狩川本川と同様とし、のり面の勾配は4割とします。
また、堤防の整備に伴い、樋門等の構造物およびその周辺については必要に応じて改築や補強を行います。さらに、堤防防護に必要な高水敷幅を確保できない区間や堤防の安全性が損なわれるおそれのある区間では、護岸等の河岸保護工を実施します。
  • イラスト
  • 画像 千歳川堤防の計画断面
  • 写真 堤防盛土の様子
河道の掘削
 河道断面が不足している区間では、洪水時における水位を低下させるため、掘削を行います。掘削にあたっては魚類等の生息の場となっている水際、瀬と淵、河畔林等の保全に努めます。また、土砂の流出に配慮し、必要に応じて植生の復元や、河岸保護工などの対策を行い、サケ、マス等の魚類や水生生物の生息・生育環境の保全に努めます。
  • 画像 生息・生育環境を保持したまま 川の幅を広げて流水量を増やす
遊水地群の整備
 石狩川の背水の影響を大きく受ける千歳川において、昭和56年8月上旬降雨により発生する洪水のピーク水位を計画高水位以下となるよう、流域の4市2町の地先において、洪水調節容量が概ね5千万立方メートルの遊水地群を千歳川本支川に分散して整備します。なお、その整備にあたっては、地域の土地利用計画などと調整を図るとともに、内水被害の軽減に寄与するよう進めます。
  • 画像
  • 画像

    河川水位が上がってきて越流堤を越え始める。

  • 画像

    ピークを過ぎて、河川水位が下がり始めた段階で、排水門を開く。

  • 千歳川流域 遊水地箇所図
遊水地名 市町 完成年度 湛水量 湛水面積 管理する事務所
江別太遊水地 江別市 令和元年度 約550万立方メートル 約160ヘクタール 江別河川事務所
晩翠遊水地 南幌町 令和元年度 約540万立方メートル 約160ヘクタール
東の里遊水地 北広島市 令和元年度 約620万立方メートル 約150ヘクタール 千歳川河川事務所
北島遊水地 恵庭市 令和元年度 約950万立方メートル 約200ヘクタール
舞鶴遊水地 長沼町 平成26年度 約820万立方メートル 約200ヘクタール
根志越遊水地 千歳市 令和元年度 約1,060万立方メートル 約280ヘクタール

2.内水対策

 千歳川流域では内水氾濫が頻発していることから、内水対策を進めるとともに、流域の保水・遊水機能の適切な保全等の流域内での治水機能の増進及び浸水被害を軽減するための流域対策を推進しています。
 関係機関で協議会を設置し、内水対策、流域対策等を協議、検討して排水機場、排水路の改修や盛土の規制、開発等に伴う調整池の設置、洪水ハザードマップの作成等を順次実施しているほか、「千歳川流域治水対策整備計画」を策定するなど引き続き連携を図りながら取り組みを進めていきます。
  • イラスト
  • イラスト
  • 写真 南9号排水機場

3.広域防災対策

 災害時における水防活動や災害復旧の拠点として、水防倉庫を兼ねた水防センター、水防資材備蓄基地、駐車場などを配置した拠点施設として、河川防災ステーションの整備を行っています。
 また、水位、雨量、画像などの河川情報を収集し、迅速かつ効果的な洪水対応を行うとともに、その情報を関係自治体等へも伝達し、水防活動や避難誘導等に活用するため、道路事業等と連携して観測設備、監視カメラ、光ファイバー網等の整備を行っています。
  • 千歳川上流地区河川防災ステーションでの夜間訓練風景

    千歳川上流地区河川防災ステーションでの夜間訓練風景

  • 北広島市千歳川地区河川防災ステーション

    北広島市千歳川地区河川防災ステーション

河川防災ステーションの場所等
名 称 場 所 主な整備の内容
北広島市千歳川地区
河川防災ステーション
(千歳川河川事務所管内)
北広島市 水防作業ヤード・緊急用資機材備蓄基地・
水防活動支援機能など
千歳川上流地区
河川防災ステーション
(千歳川河川事務所管内)
千歳市 水防作業ヤード・緊急用資機材備蓄基地・
水防活動支援機能・水防訓練ヤードなど
石狩川下流江別地区
河川防災ステーション
(江別河川事務所管内)
江別市 水防作業ヤード・緊急用資機材備蓄基地・
水防活動支援機能など

4.TEC-FORCE、リエゾンの災害派遣

TEC-FORCE(Technical Emergency Control FORCE): 緊急災害対策派遣隊
 TEC-FORCEは,大規模自然災害への備えとして、迅速に地方公共団体等への支援を行えるよう、平成20年4月に創設されました。被災状況の迅速な把握、被害の拡大の防止、被災地の早期復旧などに対する技術的な支援を実施します。国土交通省各組織の職員合計14,386名(令和2年4月現在)が予め任命されており、千歳川河川事務所においても、任命された職員がTEC-FORCE派遣活動を行っています。
リエゾン : 現地情報連絡員
リエゾンは、地方公共団体への応援、支援に関する事前体勢準備としての現地情報連絡員の派遣部隊です。北海道地方における災害時の応援に関する申合せに基づき、対応に係る応援、支援に関する以下の事項の連絡調整を業務としています。
  1. 災害情報、避難情報、一般被害情報、応急対策活動情報 支援活動に必要な情報などの収集
  2. 北海道開発局所管施設又は開発建設部所管施設の被災情報などの提供
  3. 災害対策用資機材、TEC-FORCE等の派遣に関する情報収集及び調整

お問合せ先

千歳川河川事務所

  • 住所:千歳市住吉1丁目1番1号
  • 電話番号:0123-24-1114

最終更新日:2021年03月25日


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