114 千歳第4ダム【札幌開発建設部】治水100年
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石狩川治水に係わる主な事業
114 千歳第4ダム
王子製紙苫小牧工場の電力開発は、千歳川のほかに支川の漁川に1カ所、胆振地方の尻別川に2カ所、火力発電所は苫小牧に1カ所あり、苫小牧工場のコンピューターで遠方の監視制御が行われているという。当初は、新聞用紙の生産だったが、その後の需要に対処するため、各発電所は出力を増加され、現在は印刷用紙やグラビア用紙も生産されている。千歳川の5発電所は、苫小牧工場使用電力の約10%を供給しているという。
千歳第4発電所は5発電所の最下流に建設された。すぐ下流には、北海道のサケふ化事業を普及させたパイオニアで、現在は「さけます資源管理センター」になっている施設がある。水力発電所が建設されたことでふ化事業も影響を受け、サケ親魚の捕獲期間内の一時放水量の調整義務、また治水に関しても放水量の調整義務などが王子製紙側に課せられている。千歳第4発電所の主要施設、千歳第4ダムは高さ21.8mの重力式コンクリートダムで、昭和36年に出力を変更し、現在は最大出力3,600kWの発電が可能になっている。
千歳第4発電所は5発電所の最下流に建設された。すぐ下流には、北海道のサケふ化事業を普及させたパイオニアで、現在は「さけます資源管理センター」になっている施設がある。水力発電所が建設されたことでふ化事業も影響を受け、サケ親魚の捕獲期間内の一時放水量の調整義務、また治水に関しても放水量の調整義務などが王子製紙側に課せられている。千歳第4発電所の主要施設、千歳第4ダムは高さ21.8mの重力式コンクリートダムで、昭和36年に出力を変更し、現在は最大出力3,600kWの発電が可能になっている。
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千歳第4ダム
(札幌開発建設部蔵)
明治43年頃
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千歳第4ダム
(札幌開発建設部蔵)
所在地
- 千歳市水明郷