第3回天塩川流域懇談会
ページ内目次
第3回天塩川流域懇談会
- ホーム
- 河川整備計画とは
- 流域懇談会の設立趣旨
- 懇談会メンバー
- 第1回天塩川流域懇談会[平成12年1月20日(木曜日)]
- 第2回天塩川流域懇談会[平成12年2月14日(日曜日)]
- 第3回天塩川流域懇談会[平成12年8月8日(火曜日)]
- 第4回天塩川流域懇談会[平成12年11月28日(火曜日)]
- 第5回天塩川流域懇談会[平成13年3月7日(水曜日)]
- 第6回天塩川流域懇談会[平成13年7月13日(金曜日)]
- 第7回天塩川流域懇談会[平成13年11月2日(金曜日)]
- 第8回天塩川流域懇談会[平成14年1月24日(水曜日)]
- 第9回天塩川流域懇談会[平成14年3月6日(水曜日)]
- 天塩川かわづくりの提言
第3回天塩川流域懇談会
日時:平成12年8月8日(火曜日) 13:00~15:30
場所:士別プリンスホテル2階 金翅の間
出席者:懇談会メンバー(五十音順 敬称略)
石川 信夫 ・ 梅津 和昭 ・ 岡村 俊邦 ・ 黒木 幹男
酒向 勤 ・ 清水 康行 ・ 田苅子 進 ・ 橘 治國
出羽 寛 ・ 長澤 徹明 ・ 肥田 照美 ・ 本田 善彦
増田 政司 ・ 山口 研吉
場所:士別プリンスホテル2階 金翅の間
出席者:懇談会メンバー(五十音順 敬称略)
石川 信夫 ・ 梅津 和昭 ・ 岡村 俊邦 ・ 黒木 幹男
酒向 勤 ・ 清水 康行 ・ 田苅子 進 ・ 橘 治國
出羽 寛 ・ 長澤 徹明 ・ 肥田 照美 ・ 本田 善彦
増田 政司 ・ 山口 研吉
議事概要
1.懇談会の経緯(第1回~第2回)
2.治水事業の現状と課題 既往洪水の概要
2.治水事業の現状と課題 既往洪水の概要
- 現況流下能力
- 河道内樹木
- 堤防整備、河道掘削、護岸整備状況及び必要性
- 内水対策
第3回意見のキーワード
- 河道内樹木は今後も増加し続けることに配慮した計画を立てる必要がある。
- 流下能力の確保と合せて河畔林保全を考える必要がある。
- サロベツ川については、環境保全や水産資源に配慮した対応策を検討すべきである。
- 旧川の整備を行うにあたっては、自然環境のほか、本川へ流出する汚水のフィルター(浄水)機能や内外水の貯留効果を評価していく必要がある。
- 天塩川流域として、サクラマスやサケ等が生息・生育できる環境を保全する必要がある。
- 天塩川の特色の一つであるテッシの保全について検討する必要がある。
- 天塩川の河川改修は、地域の特性に合せた整備を検討する必要がある。
- カヌー利用、サケの稚魚放流、自然体験学習の場として利用される川づくりを望む。
議事要旨
洪水対策
- 天塩川の治水の現状と課題を論じるにあたっては、近年の洪水の形態について整理が必要である。また、氾濫面積の比較は、本川とサロベツ川、剣淵川などでは治水事業の度合いが違いすぎる。同一に扱うべきではなく、面積だけでは判断しかねる。本川や支川等を分けて表現すべきである。
- 事務局解答>整備の状況が違うものを氾濫面積という同一の指標であらわしているというのは、河川改修の効果としては比較できないが、天塩川の氾濫面積として外に報じられる状況も認識してもらいたい。
- 流下能力の確保について、安全を重要視すべきか否か各委員が考えていただきたい。
- 天塩川の河道掘削後、将来的に堆積する土砂の堆積量を把握しているのか。また、その場合の低水路の維持について、どう考えているのか。
- 事務局解答>天塩川流域全体の川の状況を勘案して、維持が可能な低水路の幅を設定している。将来、川底に土砂が堆積して再度掘削しなければならないという考え方に立ってはいない。
- 治水対策で遊水地を考えないのは、検討した結果と思うので、その辺を次回にでも説明してほしい。
- 事務局解答>第4回懇談会資料で整理する。
生態系の保全
- 流域全体にサクラマスやサケ等が生息・生育できる環境として保全するには、どうすべきか考えていく必要がある。
テッシの保全
- テッシは、自然環境の面や観光資源としても重要であり、今後も保全する方向で天塩川の川づくりを検討していただきたい。
サロベツ湿原の保全
- 現在、サロベツ川の洪水時には、サロベツ湿原が冠水しているように思えるが、河川改修として、サロベツ川を分断することが考えられるのでは。
- 現在のサロベツ湿原は、過去に比べ湿原が半分程度に減少している。漁業者を含め対応策を検討すべきである。
- サロベツ湿原の影響を考えた場合、許されるような形で湿原を残せるのか。
- 事務局解答>今後、整備計画を検討する段階でサロベツ川の改修方式を詰めていく。
- サロベツ地区は、検討すべき重要な要素が多々あるため、次回の議題とする。
旧川の利用
- 天塩川の旧川は内水問題を含め、水質問題など現況に対する配慮が考えられると思うが、どう考えているのか。
- 旧川は洪水時の調整地としては不要であろうが、農業排水や生活排水のフィルター的機能を有する地として考えられるのではないか。
- 事務局解答>旧川活用の可能性については、今後、詳細に検討していくものである。
河道内樹木の維持管理
- “現況の流下能力”において、現況で河道断面が不足する箇所は、樹木を伐採するとどのようになるのか。
- 流下能力は、樹木の伐採を行わなければ確保できない状況にあるのでは。
- 河道内の樹木は、将来増えると考えて計画したほうが安全なのでは。
- 天塩川の安全度が低くても、樹木を伐採しない考えがあるのでは。
- 流下能力が十分に確保されている箇所について河畔林育成の計画はあるのか。また、計画しているのであれば、実行しているのか。
- 事務局解答>天塩川の樹木管理は河川改修を行う上での課題であると認識しており、今後、詳細に検討していくものである。
- 河畔林はヤナギ類が多いと思われるが、従来の郷土種は存在するのか。
- 事務局解答>今後、在来種がどのように分布していたのか、本来、どのような樹木があるべきなのか検討する。
その他
- 剣淵川等の支川についても、懇談会資料に加え、検討できるようにして欲しい。
- 事務局解答>第4回懇談会資料で整理する。
- 次の回での説明>剣淵川、風連別川、名寄川、問寒別川について、現状の安全度、洪水被害の発生状況について整理し説明
- 環境マップ等で、ワンドや魚の主な生息地等、何処に何があるのかわかる資料を用意して欲しい。
- 事務局解答>現在、事務局で天塩川河川環境情報図を作成しているので、次回それを示す。