3 湿原の再生
釧路湿原の河川環境保全に関する提言
Ⅲ 目標達成のための施策
- 1 水辺林、土砂調整地による土砂流入の防止
- 2 植林などによる保水、土砂流入防止機能の向上
- 3 湿原の再生
- 4 湿原植生の制御
- 5 蛇行する河川への復元
- 6 水環境の保全
- 7 野生生物の生息・生育環境の保全
- 8 湿原景観の保全
- 9 湿原の調査と管理に関する市民参加
- 10 保全と利用の共通認識
- 11 環境教育の推進
- 12 地域連携・地域振興の推進
3 湿原の再生

イタリアでの掘削による湿地復元の例
[具体的施策]
■相対的に地下水位を回復することにより湿原を再生することとし、具体的には、対象地区として幌呂川地区、釧路川本川茅沼地区の2地区を対象とする。この未利用地面積は約300haである。今後5年間を目標として、茅沼地区の湿原再生を実施し、その成果をもとに幌呂川での再生を行う。
■実施にあたっては、周辺農地への影響を考慮するとともに、可能な限り事前に影響を予測しておくことが重要である。
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施策イメージ図(幌呂川地区)
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施策イメージ図(茅沼地区)