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十勝川中流部川づくり報告会(第7回) 議事概要

第7回 十勝川中流部川づくり報告会【議事録概要】

【開催要旨】

日時:平成27年8月21日(金曜日) 18:30~20:00
場所:とかちプラザ 2F視聴覚室
出席者数:50名

【議事要旨】

議事内容 確認事項 課題・
その他
 開会挨拶  十勝川中流部市民協働会議事務局長:藤堂より、
開催にあたっての挨拶
 
 十勝川中流部
市民協働会議
平成27年度の
活動経過
 平成27年度(5-8月)における当事務局の活動を報告。
主な活動報告内容は、
1)十勝大橋上流左岸において、原生花園の創出に向け
 農高生徒と協働で十勝川御影築堤より野草や山菜を移植
2)途別川合流点下流右岸の別町相川原生花園の創出に
 向け、帯工3年生と協働で十勝川御影築堤より野草や山菜
 を移植
3)相生中島地区上流湿地の環境を考える上で、参考と
 なる十勝川周辺の湿地環境の見学会をサポート
4)途別川合流点下流右岸の別町相川原生花園の創出に
 向け、帯工2年生と協働で音更川北駒場築堤より野草や
 山菜を移植
5)ミズベリング活動の社会実験として、全国規模の
 「たなばタイム」活動に参加
6)エールセンター十勝からの呼び掛けで「530+River」
 札内川周辺の清掃活動に参加
7)相生中島上流湿地において、農高生徒と北開水工
 コンサルタントによる湿地内の魚類定量調査を河川
 管理者と一緒にサポート
8)十勝大橋上流左岸の原生花園の形成箇所において、
 外来種のオオアワダチソウ駆除作業を農高生及び
 日本野鳥の会十勝支部の皆さんと活動
 
 帯広農業高校
による
相生中島地区
湿地活動報告
 平成27年7月28日 東京で開催した河川整備基金
助成事業成果発表会に参加した様子などの発表と、
優秀発表者賞を受賞したプレゼンテーションの内容を発表
 
 第8回
「いい川・
いい川づくり
ワークショップ」
発表内容紹介
 今月8/29~8/30に仙台市で行われる
第8回「いい川・いい川づくりワークショップ」発表会内容の紹介
・十勝川中流部市民協働会議「十勝川をみんなで良い川に」
・NPO十勝多自然ネット「環境教育を支える地域づくり」
・帯広河川事務所「高校生と連携した川づくり」
 
 十勝川中流部
の工事経過
及び今後の
川づくり
について
 河川管理者より、平成26-27年度の十勝川中流部
川づくりに関連した、以下の内容について説明
1)今年度の進捗状況
2)来年度以降の工事予定など
 
 十勝川中流部
市民協働会議
における今後
の活動予定
 当会議事務局から以下の点について説明
1)相生中島地区湿地の上下流伐採箇所のモニタリング
2)相生中島上流左岸の工事後の樹木連続性モニタリング
3)各高校(帯農・帯工)との連携・活動
 
 質疑応答、
意見・感想等
 質疑応答:草地環境の復元を目指した播種後の再樹林化
について質問を受ける
意見・感想等:当会の代表・河川管理者・建設管理部の
方々から感想等を頂く
 
 講評  本日の報告会において、当会議事務局員及び帯広農業
高等学校に生徒による発表について、当会議顧問の
元室蘭工業大学副学長 加賀谷先生より講評を頂く
 
 閉会挨拶・
その他
 当事務局 高倉氏より事務連絡
市民団体 市民フォーラム十勝による2015の講座in十勝
講演会として、平成27年8月29日(土曜日)19:00~
「十勝川のサケの生態と歴史」について、当事務局員である
石垣氏による講演会の開催予告
 

【発表概要】

帯広農業高等学校生徒3名。高山教諭
発表者 発表
テーマ


要旨
帯広農業
高等学校
高山教諭
平成27年
7月28日
東京で
行われた
河川整備
基金助成
事業成果
発表会に
参加した
報告
 今年度の発表は、平成26年度の採択事業の内の成果
発表となっています。我が農業高校は昨年度皆様の協力
のもと、「水と命のゆりかごづくり」十勝河中流部における
湿地造成づくりとして河川環境財団の整備基金で助成金
を受けることが出来ました。 助成金額は30万円です。
その内訳の多くは、バス利用費、ゼオライトなどの購入費
に充てました。
 この発表会の助成採択事業は約90団体があり、そのうち
高校生の採択事業は4団体でその他は大学とか研究機関
の発表が多かったです。 高校生の発表は当校の「林」一人
だったのでその分目立った分もあると思っています。
 発表の内容は、ポスター展示の内容に対して口頭発表は
2分30秒でアピールする内容でテナントに誘導するような発
表です。
 その結果、優秀発表者賞を頂きました。この賞は、当時の
発表とポスター発表の両方について「最も優れた発表者」を
参加者の投票により決定され、当校は断トツの得票を得る
ことが大変高い評価を得ることが出来、我々の活動の励み
となることが出来ました。
 当時の発表でどのようなPRしたのかを発表者の林君から
発表して頂きます。
帯広農業
高等学校
生徒3名
発表者
:林君
水と命の
ゆりかご
づくり
 湿地は、魚類や水生昆虫・野鳥をはじめとした豊かな命を
育み、河川流域の生態系にとって重要な役割を持っています。
 十勝川流域では河川整備事業と農地造成により、かつて
の湿地の98%が消失しました。命を育む湿地を失った十勝川
は今、生物対応性の危機に瀕います。 私たちの活動テーマ
である「水と命のゆりかごづくり」とは、失われた湿地を人間の
力で新たに造成し湿地の力らで流域の生物対応性を回復
しようとする試みです。
 十勝川の豊かな自然を取り戻ししたいとの思いが行政と
市民団体、そして私たち高校生の協働による新たな川づくり
と繋がりました。
 活動の概要は、造成された湿地を生物が棲みやすい環境
にするための湿地づくり、更にこの効果を確認するための
生物調査を実施しました。
 湿地環境づくりの様子です。玉石とゼオライトで漁礁を設置
しました。湿地には、植物群落が少ないため、周辺に自生
するヨシを水際の浅瀬に移植することにしました。また地域
NPOの協力を得て水中掘削を行いました。
 生物調査では、コンサルタント会社の協力を得て、湿地の
魚類生息全量推定調査を実施し2万匹を超える魚類の生息
推定値が得られました。また、生息環境毎の魚類生息数から
湿地環境づくりの効果を確認することが出来ました。
 画像をご覧ください。湿地で産卵が確認されたモノアラガイ
の卵の顕微鏡画像です。
 昨年12月にはタンチョウの飛来の確認も出来ました。
十勝川の命は、私たちの活動に力強く答えてくれています。
 是非、私たちのポスター展示に足をお運び下さい。
そして十勝川の新たな川づくりにご協力頂く多くの方々の
思いを知って頂きたいと思います。
質疑応答
発言者 質問内容 発言者 要旨
帯広農業
高等学校
高山教諭
発表会に参加した感想 帯広農業
高等学校3年
林君
 当日の感想として、私だけが高校
生で、あとは大学の方や研究機関の
方々だったので物凄く緊張しましたが、
満足できる発表が出来て嬉しかった
です。
帯広農業
高等学校
高山教諭
この活動を通じて
「優秀発表者賞」
を受賞した感想
帯広農業
高等学校3年
野沢さん
 沢山の方々にいろいろ支援とか、
色々な事を教えて頂いてとれた賞
だと思い、私たちの力ではきっと
取れなかったと思います。沢山の
方々に感謝しています。
ありがとうございました。
帯広農業
高等学校
高山教諭
この活動を通じて
「優秀発表者賞」
を受賞した感想
帯広農業
高等学校3年
江添君
 とても光栄なことだと思います。
私たちの活動は、この帯広市周辺
の地域で知られてきましたが、今回
全国で知られる結果となったのは
良い経験になったと思います。
帯広建設
管理部
河川管理者
原生花園の
創出に向けた
播種後の
ヤナギ等の
発生状況
事務局:和田  現状としてヤナギ等による再樹林
化は発生していません。伐採直後に
播種を行った結果、現時点では草本
が先行しています。ヤナギ等の発生
はゼロではないと思われますが、
幼木のうちに当事務局及び高校生と
連携を図りながら刈り取りたいと
考えています。
参加者からの意見・感想等
発言者 意見・感想

要旨
十勝河
中流部
市民
協働会議
代表:
帯広
畜産大学
柳川教授
若い世代
の参加に
よる喜び
 本日も沢山いろいろな話を聞かせて頂きました。
私が普通に思うところとして、産・官・学と並べば
「学」と言えば大学と思っていましたが、ここの会
では高校生が「学」になっていて、私、大学関係者
としては反省しなくてはいけないのですが、会事体
とした在りかたとしては非常に喜ばしいことで、
先ほどNPO多自然ネットの方々が言われていまし
た小学生や保育園児等が加わることは非常に素
晴らしいことではないかと思っています。これだけ
若い人たちが頑張って下さっていただいているの
で、「おじさん」たちの身の置き所がだんだん無く
なって来ましたけど、「おじさん」たちは「おじさん
達」なりの「その道のプロ」ですから、今度は私た
ちの身の置き場・立ち位置を考えて、より有機的
に活動していければと思っています。今日の発
表を聞いて、また私の立ち位置を考えたいと思
っています。
帯広建設
管理部
河川管理者
高校生の
発表を
聞いて
本日は久しぶりにこのような会に参加させて頂
きました。私は昭和62年~元年頃に多自然型
川事業が始まった頃、毎晩遅くまで事務所で
今後の川づくりに対して話していましたが、今
日は非常にフレッシュな人の話も聞けて私た
ちも高校生に学びを頂きました。本日はどうも
ありがとうございました。
札内川
懇談会座長
石原
由美子氏
川づくり
報告会の
発表を
聞いて
  本日発表された人たちは大変良い話でした。
帯広農業高校の皆さんの話を最初に聞いた
のは確か3年前だったと記憶していますが、
当時も凄いなと思っていましたが、3年経つと
ここまでバージョンアップして高校生と思えな
い非常に素晴らしい発表でした。
 また、このような場を皆さんで作りこのよう
会「十勝型」的な地域として喜ばしい事だな
と思っています。私たち学生だった頃は、こ
のような「場」や「環境」も無かったので、今
現在様々な人・団体の方々と一緒に活動・
連携出来ることが素晴らしいと思いました。
帯広
開発建設部
河川管理者
川づくり
報告会の
発表を
聞いて
 私も過去に帯広に勤務した事は在りますが、
このような会に参加したことは初めてです。
私たちは転勤族なので、人が変わってもこ
の様な会を繋げて行けられるように本部・
河川事務所等で頑張って行きたいと考え
ていますので、何か感じた点などがありま
したらどうぞ教えてください。本日の高校生
の発表は内容も濃く受賞するだけの内容と
勉強させられました。私たちも頑張って行き
たいと思っています。
講評
発言者 発表
テーマ


要旨
十勝川
中流部
市民協働
会議顧問
加賀谷氏
講評  今日も短い時間で密度の濃い内容を聞かせて頂き講評
というよりも感想を述べさせて頂きます。
 この会は、河川環境あるいは管理のガバナンスとして
位置付けており、多くの方々の意見などが入り一つの
目標に向い川とその環境を良くして行きたいという志の
もと活動しています。 今回初めて参加して頂いた建設
管理部の皆さんも今後いろんな形でご意見を頂けたら
と思っています。
 活動については、草地と湿地の復元をメインに市民
協働会議の皆様は頑張っていることが伺えられる。
さらにその輪の中に強力なメンバーとして高校生の
皆さんが先頭になって活躍しているという事が今回
改めて報告を聞いて感じました。
 今回は特に高校生の皆さんが考えた原生花園の
平面デザインが実現してきたものと考えます。先ほど
ヤナギ等の問題もありますが、このような対策できち
んと管理することで再樹林化の防止はできるのでな
いかと思っています。
 魚類調査は、昨年も話を聞かせて頂きましたが、
調査を継続することで自分たちの活動が河川環境の
改善に対して効果が検証できる部分です。昨年の
調査から今年度の調査においては確実に魚類の
個体数が増えている報告を頂きました。 これは皆さ
んが努力した分、改善の跡が見られる部分なので、
継続して調査をすることで更なるステップを踏むこと
が出来るのではないかと思っています。
 農業高校の活動報告については、河川環境財団
の整備基金助成事業のノミネートに入っていく事
自体が難しいことだと思っています。 参加団体90の
うち4団体が高校生でその内の1校が農業高校で
ありトップレベルの河川整備の考え方を実践してい
るものであると思われます。 また、今日の立派な発
表でも判るように多くの参加者の中から発表者が優
秀賞を頂き事は大変立派な成果であり、これを是非
継続して頂き後輩にも伝え今後の大きな活動・成果
に繋げて頂きたいと思っています。
 「第8回いい川・いい川づくりワークショップ」にこの
会から3件参加することも大変良いことだと思いてい
ます。この十勝は市民活動が盛り上がる地域だと思
っていますので、この3件の発表を聞かせて頂きそ
れぞれの団体の特徴を活かした3分間の発表だった
と思っています。 十勝川を全国にアピールすること
が大事で、この会もそろそろ全国的な展開を行いな
がら他の地域の活動との交流や連携そして競争し
ながら我々の活動を高めていくことも大事であり、
場合によっては国際的な視点も必要かなとも思い
ます。 それは世界的に乞うような活動に興味を持
っている人々が沢山いるので、我々の活動もそう
いった意味では活動の枠を広げていくことも大事
ではないかと思っています。
 今後の活動については、ワークショップの案に基
づいて、9つの論点の内、3か所は完了し、今年度・
来年度にかけて事業が進みワークショップで考えた
案の内、初期の段階としては順調に進んでいるもの
と思われます。 今後一番大事な事は、先ほどヤナ
ギの問題もありましたが、今後我々が作った考え方
を管理していく事が大事な部分で、この市民協働会
議の活動がますます重要になっていくのかなと思っ
ています。
 水辺に親しむ利活用の在り方で、エコロジーパー
ク等の周辺施設を使い、出来るだけ市民や訪れる
人々に使っていただく方法も出てきますので、その
時はまた良い議論が出来ればよいと思っています。
地域や風土等に対して愛着を感じている皆さんが
一緒になって川づくりを考えていくことが新しい市民
活動の在り方なのかなと思いますし、皆様には是非
頑張って頂きたいと思っています。
状況写真
  • 当会事務局員による司会進行 当会事務局員による司会進行
  • 当会事務局長の挨拶 当会事務局長の挨拶
  • 当会議の活動主旨説明 当会議の活動主旨説明
  • 河川管理者からの工事説明 河川管理者からの工事説明
  • 農高:高山教諭からの報告 農高:高山教諭からの報告
  • 農業高校生徒からの発表 農業高校生徒からの発表
  • 報告会に参加して頂いた農業高校生徒 報告会に参加して頂いた農業高校生徒
  • 「いい川・いい川づくりWS」発表紹介:事務局 「いい川・いい川づくりWS」発表紹介:事務局
  • 「いい川・いい川づくりWS」発表紹介・NPO十勝多自然ネット 「いい川・いい川づくりWS」発表紹介・NPO十勝多自然ネット
  • 「いい川・いい川づくりWS」発表紹介・帯広河川事務所 「いい川・いい川づくりWS」発表紹介・帯広河川事務所
  • 当会議代表から感想 当会議代表から感想
  • 参加者からの感想 参加者からの感想
  • 参加者からの感想 参加者からの感想
  • 参加者からの感想 参加者からの感想
  • 顧問からの講評  顧問からの講評
  • 顧問からの講評  顧問からの講評
  • 参加者からの他イベントの宣伝報告 参加者からの他イベントの宣伝報告
  • 第7回報告会議の参加者風景 第7回報告会議の参加者風景
  • 第7回報告会議の参加者風景 第7回報告会議の参加者風景

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  • 住所:北海道帯広市西5条南8丁目
  • 電話番号:0155-24-4105

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