4.用水路にはどんな仕組みがあるの?(2) -丘にはりついて
4.用水路にはどんな仕組みがあるの?(2) -丘にはりついて
(1)丘の小段の上を流れる
地図にはあるのに、ながめてみても水路が見あたらない。でも丘をよく見ると、くっつくように小さな丘(小段)が続いています。
道を見つけて少し登ってみると、水路がありました。なぜ、わざわざ少し高いところに水路を通しているのでしょうか。
道を見つけて少し登ってみると、水路がありました。なぜ、わざわざ少し高いところに水路を通しているのでしょうか。
少し高いところにも水を送るために
水は高いところから低いところへ流れます。
では、低いところに水田をつくればいいのかというと、低ければ水が多すぎたり洪水のときに水をかぶりやすかったりと、よくない面もあります。
できれば、洪水の来ないところで、しかし使う分の水はたくさんあるところがいい。
そこで、
● 川の上流から水を引く。
● 高さをあまり落とさないよう水路を造る。
● 別の水路がある時は、橋をかけて通す。
● 岸を固めて、低い方に流れ出さないようにする。
といった工夫をして、少し高いところにある水田へも水を引けるようにしてきました。
こうした工夫は、水をたくさんの水田へ引くためにも役立ちます。
そのほか、稲が育つためにはあまり冷たい水では良くありません。水路の水を日に当てることで、水温を多少上げることができます。
では、低いところに水田をつくればいいのかというと、低ければ水が多すぎたり洪水のときに水をかぶりやすかったりと、よくない面もあります。
できれば、洪水の来ないところで、しかし使う分の水はたくさんあるところがいい。
そこで、
● 川の上流から水を引く。
● 高さをあまり落とさないよう水路を造る。
● 別の水路がある時は、橋をかけて通す。
● 岸を固めて、低い方に流れ出さないようにする。
といった工夫をして、少し高いところにある水田へも水を引けるようにしてきました。
こうした工夫は、水をたくさんの水田へ引くためにも役立ちます。
そのほか、稲が育つためにはあまり冷たい水では良くありません。水路の水を日に当てることで、水温を多少上げることができます。