5.安定した電力を作り出せ - ダムと水力発電所(利水工事2)1
5.安定した電力を作り出せーダムと水力発電所(利水工事2)(1)
(1) 発展のための電気
太平洋戦争が終わり、その後の混乱から世の中が立ち直りはじめたころ、もっと発展していくためには電気がたくさん必要でした。
そこで、音更川上流の上士幌町・糠平に発電用のダムが建設され、水力発電所が造られることになりました。
そこで、音更川上流の上士幌町・糠平に発電用のダムが建設され、水力発電所が造られることになりました。
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(2) 水力発電所
水力発電では、ダムに水をため、そこから水を低いところに送って水の流れを作り出し、その流れで発電機を動かして発電します。
その時、ダムのすぐ下で発電する場合(十勝ダムや札内川ダム)もありますが、糠平ダムの水は水路を使って、ダムとはなれた糠平発電所に送られます。
その時、ダムのすぐ下で発電する場合(十勝ダムや札内川ダム)もありますが、糠平ダムの水は水路を使って、ダムとはなれた糠平発電所に送られます。
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(3) 使った水を何度でも
せっかくためた水も、発電に使われたあとは下流に流れるだけなのでしょうか?
糠平発電所で使われた水は、再び元小屋ダムにためられ、今度は音更川ではなく美里別川にある芽登第一発電所に送られます。
さらにその水は芽登第二発電所に送られ、活込ダムにためられたあと、利別川の足寄発電所へ、そして最後は本別発電所へ送られることになりました。
こうして糠平の水は、川をまたぎ5つの発電所で電気を起こすことになります。
糠平発電所で使われた水は、再び元小屋ダムにためられ、今度は音更川ではなく美里別川にある芽登第一発電所に送られます。
さらにその水は芽登第二発電所に送られ、活込ダムにためられたあと、利別川の足寄発電所へ、そして最後は本別発電所へ送られることになりました。
こうして糠平の水は、川をまたぎ5つの発電所で電気を起こすことになります。
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