5.安定した電力を作り出せ - ダムと水力発電所(利水工事2)2
5.安定した電力を作り出せーダムと水力発電所(利水工事2)(2)
(4) 厳しい工事
糠平ダムや発電所の工事は、昭和27年(1952)に始まりました。
現場は山間であり、寒い冬にも行わなくてはならず、また夜間工事も行われ、たいへん厳しいものでした。
水路のトンネルがくずれるなどの事故も起き、亡くなった人もいます。
完成は、上流の幌加発電所もふくめると昭和40年(1965)ですが、発電は昭和30年(1955)から始まりました。電気は北海道の広い範囲に送られました。
現場は山間であり、寒い冬にも行わなくてはならず、また夜間工事も行われ、たいへん厳しいものでした。
水路のトンネルがくずれるなどの事故も起き、亡くなった人もいます。
完成は、上流の幌加発電所もふくめると昭和40年(1965)ですが、発電は昭和30年(1955)から始まりました。電気は北海道の広い範囲に送られました。
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(5) 明るい未来に向けて
こうした糠平ダム、糠平発電所など、さまざまなダムや水力発電所が起こした電気は、北海道の電気利用を支えてきています。今の生活は、電気なしでは考えられないほどです。
水力発電は、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を出さず、燃料も外国から輸入する必要がありません。
しかし一方で、ダムができたことによって失われた自然環境もあります。
現在では、元からある植物を育てたり、魚が上れるような魚道を造るなど、自然のことも考えてダムを造るようになってきています。
水力発電は、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を出さず、燃料も外国から輸入する必要がありません。
しかし一方で、ダムができたことによって失われた自然環境もあります。
現在では、元からある植物を育てたり、魚が上れるような魚道を造るなど、自然のことも考えてダムを造るようになってきています。
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