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テレビと川をつなぐもの 一日の中でも変わる発電量/発電所建設の殉職者

一日の中でも変わる発電量 -ほくでんの人に聞いてみる

 「私の家の電気はどこで作られたのでしょうか?」
 そうたずねられるのはとても困ると、北海道電力の人は言っていました。
 電気というのは、この発電所で起こされたものがこの地区へ、と決まっているのではないのです。
 十勝地方をはじめ道東へは、苫東厚真火力発電所などで起こされた電気が送られ、それに十勝の水力発電所で起こされた電気を合わせています。その中から変電所で分けられ、地域にそして家に配られます。
 十勝地方にある北海道電力の水力発電所(→ 参照)で、1年間に起こされた電力はおよそ5億2千万キロワットアワー(平成15年度)でした。
 ちなみに、十勝で1年間に消費された電力量はおよそ17億8千万キロワットアワー(平成15年度 北海道電力(株式会社)帯広支店販売電力量)です。
 ただ、朝・昼・晩と電気の使用量は変わります。特に、夜中ごろからの電気使用量はかなり少なくなります。
 発電方法の中で、石炭を使った火力発電(原子力発電も)は燃料が安いので、1日中ほぼ同じ量を発電しています。
 全体の発電量の調整は、主に水力発電や石油火力発電で行っています。

(協力 : 北海道電力(株式会社)帯広支店
                  0155-24-5161)
(図をクリックすると拡大します)
北海道全体での、1日の電気の使われ方と、発電の内訳。(例は平成14年12月11日、平成15年までで発生電力が最大だった日。ピークの時で534万5千キロワット)
パンフレット「VOLTAGE 北海道電力の現況 2004-2005」(北海道電力(株式会社))より。

発電所建設の殉職者 -電源開発の人に聞いてみる

 平成16年(2004)のお盆のころ、芽登第二発電所と足寄発電所との間で工事が進められていると、そこへ訪ねてきた人がいました。
 昭和27年(1952)から始まった糠平ダムと水力発電所の工事では、トンネルがくずれるなどの事故が起き、多くの人が亡くなりました。そのとき亡くなった人の、家族の方でした。
 亡くなった人は岩手出身の大学生で、アルバイト作業員として働いていたそうです。卒業直前、仕事も決まっていたところでの悲劇でした。
 家族の方は、電源開発の人に現場や慰霊碑に案内され、手を合わせて いったそうです。
 今、あたりまえのように使っている電気ですが、どんなものでも造った人 がいて、場合によっては、事故などでケガを負ったり、亡くなったりした人がいたことを忘れてはなりません。

 (写真をクリックすると拡大します)
糠平ダム建設現場のようす。

足寄発電所へのトンネル水路工事。わき水があふれ出ている。

糠平湖を見下ろす慰霊碑。右上写真は、事故で亡くなった人の名前と出身地がきざんである碑。

(工事中の写真: 「糠平建設所 想い出のアルバム」 電源開発(株式会社)糠平建設所、1956 より)
 (協力 : 電源開発(株式会社)上士幌電力所 01564-2-4101)
 

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